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デイヴ・ブルーベック ライブ イン ’64 & ’66
半世紀を経て今もなお新鮮に響き渡る大ヒット曲「テイク・ファイヴ」を含む名曲ぞろいの演奏をお届け!
バイオグラフィー |
収録日/1964年、1966年 収録場所/ベルギー、ドイツ |
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インタビュー映像: |
モダン・ジャズの入門書には必ずと言っていいほど取り上げられる曲、「テイク・ファイヴ」。覚えやすいメロディに加え、何といっても印象的なのは、その4分の5拍子と言う変拍子である。日本でもテレビCMに使われたり、フィギュア・スケートのスター選手たちが演技の伴奏曲として取り上げるなど、普段はジャズを聞かない人々にまで知れ渡っている。今から半世紀前の1959年に録音され、当時もその個性的なメロディとリズムがジャズ・ファンの枠を超えた人気を獲得し、アメリカで大ヒットを記録した。今回の主役はその名曲「テイク・ファイヴ」の作曲者であるアルト・サックスのポール・デスモンドを含む、デイヴ・ブルーベックと彼のカルテットである。
デイヴ・ブルーベックは、1920年、米国カリフォルニア州コンコードの生まれ。ウエスト・コースト・ジャズの代表的なピアニストだ。1951年からアルト・サックス奏者のポール・デスモンドとカルテットを組む。1959年、変拍子の曲をそろえた名アルバム『タイム・アウト』を制作。この中の曲、「テイク・ファイヴ」が、翌年にシングル盤として大ヒットを記録した。その後もブルーベックはメンバーを入れ替えてグループ活動を続け、1977年に盟友のポール・デスモンドが他界した後も、今に至るまで精力的に演奏活動を行っている。
1964年のベルギー、そして1966年のドイツで収録された今回の2つの映像で聴けるナンバーは、偶然にもブルーベックとデスモンドがたどったカルテットの歴史をなぞるような幅広い選曲であり、オリジナル・メンバーによる「テイク・ファイヴ」の2つのライブ映像を比べられるまたとないチャンスでもある。絶妙なリズムセクションにアルト・サックスの澄み渡った音色が流麗に響き渡る、完成されたグループの絶頂期を目の当たりに出来る貴重な記録だ。ブルーベック本人も、「これは私が今までに見た中で、この伝説のカルテットの最もすぐれた映像記録」と述べている。
モダン・ジャズの歴史の中でも最も際立ったカルテットのひとつ、デイヴ・ブルーベック・カルテットのベスト・パフォーマンスをご堪能ください。
ディスコグラフィー
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1.「ジャズ・ゴーズ・トゥ・カレッジ」(1954年録音) |