昨年終盤から大躍進したポーランドの新星。昨年の7月はまだ100位以下だったが、11月のパリ・マスターズで予選から決勝まで進出して一躍有名に。先のウィンブルドンでのベスト4進出はポーランドの男子選手においてグランドスラム史上初の快挙。その後は初の世界ランキングトップ20入りも果たした。

　両親ともにプロのバレーボール選手という遺伝子を継いだ203センチの長身を生かし、ビッグサーブとパワフルなストロークが最大の武器だが、この体格にしては非常に動きも良くオールラウンドなプレーを展開。

　初出場だった昨年の全米オープンでは1回戦で1000位以下の地元ワイルドカード選手に不覚をとったが、この1年で積み上げた経験と自信を胸に、トップ10目指してさらなる躍進に挑む。