ジュニア時代から「未来の女王」と有望視されながら、安定性に欠け「じゃじゃ馬」の異名もあった。183センチ、66キロの恵まれた体力から、自由奔放に打ち出すバックハンドが最大の魅力。ロンドンオリンピックのミックスダブルスの金メダルなど、過去にはダブルスのビッグタイトルもあり、器用さも兼ね合わせている。

　問題はメンタル面にあったが、2012年の全豪オープンでのグランドスラム初優勝で大きく変身。今年も全豪の決勝でリー・ナを倒して連覇し、自信を深めた。全仏ではシャラポワに破れこそしたが、苦手なクレーで落ち着いたプレーを展開し初のベスト4は、新たなきっかけになりそうだ。LMFAOのレッドフーとの恋人関係も依然好調で、テニスに彩を添えている。