ブラジル、ポルトアレグレの空港に降り立つ中年男「北村」。
声をかけてきたガイド「カルロス」と観光地でも何でもない大西洋に突き出す突堤へと向かう。
謎の失踪をした父の秘密を探るためニューヨークに降り立つ青年「ハル」。最初に訪れた教会で出会った魅力的な
ダンサー「デイジー」とマンハッタンを巡る旅が始まる。
ニューヨーク、ブラジル。真冬の摩天楼と真夏の大西洋。この2つの錯綜する物語は、どこに行き着くのか・・・。
INTRODUCTION
佐野元春の音楽にインスパイアーされてきたという堤 幸彦が、佐野が影響を受けたジャック・ケルアックに代表されるビート・ジェネレーションにオマージュを捧げたオリジナル脚本を映像化。世代を超えた、解放と融和をテーマにした魂の旅を描くロードムービー。
2010年初旬に、ニューヨーク、ブラジル、更には長崎県五島列島や東京都内と、世界各地で撮影を行った本作。
突然失踪した父の秘密を探しにニューヨークに降り立つ青年“ハル”を演じるのは、この作品がテレビドラマ初主演となる、今最も活躍が期待される若手実力派俳優・林遣都。林演じる“ハル”がニューヨークで出会う魅力的なダンサー“デイジー”を、『三本木農業高校・馬術部』で鮮烈な女優デビューを飾り、テレビドラマ初挑戦となる長渕文音が演じる。そして、突然失踪した父を演じるのは、
ますます円熟味を増し、深みのある演技に定評のある佐野史郎。
音楽監修を佐野元春が担当。作品のタイトルにもなっている「コヨーテ、海へ」を始め、全編に渡り佐野の
楽曲が使用されている。更に本人もドラマにカメオ出演しているので、お見逃しなく。佐野元春の音楽と
共に成長を遂げた世代や、堤作品に影響を受けた方のみならず、世代を越えてお楽しみ頂ける
ロードムービーとなっている。
堤 幸彦は80年代後半のニューヨーク滞在時、くじけそうになった時に何度も佐野の音楽に大きな
エネルギーを貰ったという。そんな堤 幸彦と佐野元春のコラボレーションは見逃せない!