紅葉&大陸横断鉄道(カナディアン号・オーシャン号)他の取材。 カナディアン号と最初に会ったのはバンクーバーのパシフィック・セントラル駅なのですが、まあ何といってもこの電車、恐ろしいほど長い。先頭の機関車なんか全然見えません。(27両編成、長さ約750m) 駅のホームに収まらず先頭の機関車は随分とはみ出ていました。出発するまでの間ホームで撮影したのですが、やはり想像した通りの展開! 最初は歩きながら…時間が無くなるにつれだんだん早足になり…そのうちモーダッシュ! 電車も長ければホームも長い。結局、撮影機材を抱え必死に駆けずり回り息を切らしながら出発ギリギリで飛び乗る始末。ただでさえあまり走ったことがない中年VE、イヤーしんどかったですね。撮影もこれまた大変。揺れる車内、狭い通路、乗客の間を抜けながら、先頭から後方車両まで機材を抱え壁にぶつかりながらの移動。観光だったらどんなに快適か…そんな中、VIAの乗務員たちの常に笑顔、笑顔、テキパキとした動き。慣れているとは言え感動モノでした。…あの人達はホントスゴイ… |
まだ20歳代後半の彼。ン万円もする雨合羽を用意しての初海外ロケは、どこに行っても何をしても、スゲ−! スゲ−! の連発、まるで子供のよう…大丈夫かな〜?… アルバータ州ジャスパー地区にあるコロンビア大氷原でのこと。 |
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別場所で音を録ってきますと出掛けていった古谷君。ところが10分後、落ち込む彼を発見! なんとクレバスに落ちたそう。しかも現地のガイドさん(女性)が、腰まで落ちた彼を片手でひょいと引き上げてくれたそうです…スゴイ! どうやら録音用レコーダーが引っかかったお陰で助かった模様。「完全に落ちてたら200年発見されなかったね! ウフッ」とガイドさん(怖)。さらに驚いたのは、合羽の下のズボンが全然濡れていなかったこと。「ン万円もする合羽は違うな〜、やっぱり3000円じゃ駄目か…、いいな〜俺も欲しいな〜」と言いたい放題の我々。そこで古谷君の一言「デモこれってノーマルですよ」だってさ! |
いろいろな州でお世話になったコーディネーターの方々や、地元の人たち、皆優しかったな〜! 天気は最高! 景色も最高! 空気も綺麗! 紅葉も美しく色づき、予定通りの撮影が出来ました。皆様ありがとうございました。それに、何といっても今回大変お世話になったコーディネーターの長谷川さん、ありがとうございました。 それにしても印象的だったのは、カナダという国がメチャクチャ大きいことと電車が長かったこと。今回もかなり大変なロケでしたが、中年VEも老体に鞭を打ちながら頑張りました。 でも一番大変だったのはカメラマンの小島さんと、監督の太田さんでした! |
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「カメラマン日記を書いてくれ」と頼まれた。 文章を書くことが苦手で、正直困ってしまった。 番組の撮影を担当してこのカナダ編で3作品目になる。 アジア、ヨーロッパ、北米。 歴史、文化、風習の違う国々を列車で旅をし、紹介する『Railway Story』。 鉄道の歴史、その鉄道を囲む大自然、世界遺産など、なかなか目の当りすることの出来ない現場での撮影だ。 だが、余裕のないガチガチのスケジュール、1カ月の長丁場。 もちろん、予備日などない。 現場での映像のクオリティを左右するものは何か? 「カメラマンの腕」と豪語してみたいが…。 実は、「天気」だ! たかが天気、されど天気。 この天気が恐ろしく映像を変えてしまう。太陽の力は偉大だ! 今回の“カナダ編”、天気に恵まれた。 過去の2作品も恵まれていた。 1カ月間、毎日晴天が続くことなどない。 天気だけは「神様仏様」、運まかせかもしれない。 「雨男」、「晴男」という言葉をよく耳にするが、当然私は晴男…! ですよね、監督!? それでは、次のロケ地に行って参ります。 |
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