編集部員のウラ推し対決!!

1980年代初頭、KGBの大物幹部が自らの信念に基づいて西側に重要な機密情報を漏洩し、遂には旧ソ連を崩壊へと導いた20世紀最大級の実在のスパイ事件を映画化した秀作。

1981年。KGB(ソ連国家保安委員会)の大物幹部であるグリゴリエフ大佐は、国家の機密情報を管理する要人として特権的地位にいるだけに、東西の体制間に横たわる大きな経済的格差もひしひしと痛感。このまま閉鎖的体制を続けていても我が国のためにならないと考えた彼は、モスクワに駐在するフランス人ピエールを通じて、西側諸国にスパイ情報を密かに提供するようになる。それは欧米の首脳を驚愕させる重要機密ばかりだった…。

東西冷戦末期の1980年代、経済的発展において西側諸国に大きく水をあけられながら、なお閉鎖的な体制を敷く祖国ソ連の現状に絶望したKGBの大物幹部。彼は、息子たちには新鮮で自由な空気を吸わせてやりたいと、国家機密をあえて西側に漏洩することを決意。この彼の行動が遂には1991年のソ連崩壊を導いたともいわれる衝撃的なスパイ事件の実話を、「戦場のアリア」のC・カリオン監督がドラマチックに映画化。「アンダーグラウンド」の鬼才監督として知られるE・クストリッツァが主役に抜擢され、味のある演技を披露。

人間たちの知らないところで対立を続ける犬と猫のスパイ合戦を描いたアニマル・コメディの第2弾。世界征服を企む1匹の猫の野望に、犬と猫が協力して立ち向かうのだが!?

落ちこぼれ警察犬のディッグスは、やる気はあるがミスを連発してついに警察をクビになった。だがその矢先、彼の意欲を買った犬族のスパイ組織が彼をスカウトに現われる。ディッグスは、対立を続ける犬と猫の争いの真相を知り、犬陣営の新米エージェントとなった。そんな中、同族の猫すら陥れ、世界征服を企む猫族の元スパイ、キティ・ガロアの野望が明らかとなる。この緊急事態に犬と猫は一時休戦し、共同戦線を張るのだが…。

有史より対立を続ける犬と猫の争いを描いたアニマル・スパイ・コメディの第2弾。今回は3代目ボンド俳優R・ムーアが、2代目ボンド俳優と同じ名の《レーゼンビー》の役名で声の出演をすることを始め、全編に「007」映画へのオマージュとパロディがちりばめられている。それぞれ地下に秘密基地を設け、ハイテク秘密兵器を駆使してスパイ合戦を繰り返す犬と猫だが、今回は同族さえ欺いて世界征服を企む一匹の猫に対抗するため、一時休戦して協力し合うことに。子供はもちろん、007ファンの大人も楽しめる痛快作だ。

【OA】 6月8日(水)よる10:00 【OA】 6月18日(土)午後1:30
『フェアウェル さらば、哀しみのスパイ』© 2009 NORD-OUEST FILMS 『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』TM&© Warner Bros. Entertainment Inc.
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