プレイヤーたちが大金を巡って騙し合いを演じる
《ライアーゲーム》最終決戦の火ぶたが
切って落とされる!
勝てば大金を獲得、負ければ巨額の負債を抱える心理ゲーム《ライアーゲーム》に巻き込まれた女子大生・ナオ。死闘の末、準決勝を勝ち抜いた彼女にファイナルステージへの招待状が届く。優勝賞金50億円をかけた今回のゲームの名は《エデンの園ゲーム》。裏切り、騙し合いが必須だったこれまでとは逆に、信じ合う心が鍵になるという。会場に集められたファイナリスト11名の中に、ナオは信頼する秋山の姿を見つけて安堵するが…。
甲斐谷忍のヒット漫画「LIAR GAME」を基にした心理サスペンス・ドラマの劇場版。2シーズン制作されたTV版の好評を受け、完結編となるこの劇場版も興行収入24億円のヒットを記録した。物語はTV版2シーズンで展開した1回戦から準決勝に続き、決勝戦を描いたものだが、ゲームの背景や主人公たちのキャラクターも自然に説明され、映画単体でも充分に楽しめる。心理トリックから数学までを駆使したプレイヤーたちの緊張感あふれる駆け引きが見ものだ。出演はTV版から引き続き戸田恵梨香、松田翔太。共演に田辺誠一、鈴木浩介など。
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《脱獄王》と呼ばれる男・鈴木。彼の真の目的とは?俳優としても人気の個性派芸人・板尾創路が、
長編劇場映画の初監督に挑んだクライムコメディ
昭和初期。信州第二刑務所に鈴木という男が収監される。物静かな様相とは裏腹に、彼こそは拘置所を2度も脱走したといういわくつきの男だった。だが厳重な監視をものともせず、鈴木は収監からわずか1時間もたたないうちに脱走してしまう。所員の必死の捜索で身柄は確保したものの、刑務所のメンツは丸つぶれだった。看守長の金村は、その後も収監される先々で脱走を繰り返す鈴木の姿に、何か目的があるのではと推測するが…。
お笑い芸人としてはもちろん、タレント、俳優、歌手などマルチに活躍する板尾創路。独創的な笑いのセンスを誇り、多くの芸人たちからリスペクトされる彼が、満を持して長編映画初監督に挑んだ注目作だ。『空気人形』の好演を始め、個性派俳優としても評価の高い彼自身が主演を務めるのみならず、企画や共同脚本も手がける。共演にはぼんちおさむ、オール巨人、木村祐一ら監督が信頼を置く芸人たちに加え、國村隼、石坂浩二といった名優がそろう。伏線が張り巡らされたトリッキーなストーリーを見事に撮りあげた板尾監督の力量も見どころ。
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