アダムズ《ドクター・アトミック》
みどころ
原爆を「アメリカの最もダークな神話の象徴」と語るジョン・アダムズが、1945年に世界初の原爆実験を行なったオッペンハイマー博士らの葛藤と緊張の日々を、オペラに仕立て上げた作品。今作が、彼にとってMETで初めて演奏された作品となる。また、同じく今作がオペラ・デビューとなった、女性映像作家ペニー・ウールコックの演出も見どころだ。
あらすじ
1945年の日本への原爆投下という史実をもとにした作品。原爆開発計画の最終段階にこぎつけた博士たち。日本への投下決定が告げられ、爆発実験の時が刻一刻と迫る…。刺激的な題材に、色彩豊かな音楽表現をまとわせた独創的な作品。
スタッフ/キャスト
【指揮】アラン・ギルバート/【演出】ペニー・ウールコック/【台本】ピーター・セラーズ
【出演】J・ロバート・オッペンハイマー博士:ジェラルド・フィンリー/キティ・オッペンハイマー:サーシャ・クック/グローヴス将軍:エリック・オーウェンズ/エドワード・テラー:リチャード・ポール・フィンク/ロバート・ウィルソン:トーマス・グレン/パスクワリータ:メレディス・アーワディ