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「舞台「どろろ」」© 2018 手塚プロダクション/舞台「どろろ」製作委員会 広瀬すず 撮影:川島小鳥
男優賞三浦春馬
●受賞のお気持ち
「罪と罰」は、純粋にスタッフ・キャストが一丸となって作り上げた作品です。演劇というものを、演出のフィリップ・ブリーンと勝村政信さんに、舞台上での効果的な動き方を論理的に教えて頂いたこの2カ月間が、俳優人生における財産になったと心底思っています。まず、出会えたことに感謝ですし、いい時間を過ごさせてもらったこの作品が、人々の目にとまったり、記憶に残って、こうして取り上げてもらう結果になっていると思うのでとても嬉しいです。
「キンキーブーツ」は、初演の自分をどのように超えて行くのかということに、みんな意識が強かったです。それぞれ3年経ているわけですから、成長した自信が確実にみんなの中にあったので、それをぶつけ合っている2、3カ月がとても刺激的でしたね。作り上げたものがベースにありながらも、もっと良くするためには、もっと演劇的にこのミュージカルにおけるリアリティを持たせるためにはと、この3年でそれぞれが学んできたものを通して成長させていくことが、とてもエネルギッシュで面白みがありました。身近な人や友人、お客さまからも、とてもブラッシュアップされたキンキーブーツを観れて良かったとおっしゃっていただけたのが嬉しかったですね。
●三浦さんにとって舞台とは
どの俳優にとってもセリフを覚える時間は苦痛に感じることが多いですけど、でも毎日高みを目指して自分の感情に嘘が無い動き方やセリフの発し方ということに挑み続ける時間というのが、なぜか僕は高揚感があって、安定して毎日を過ごせます。すごくいい場所だし、成長できる現場です。
特に今回は、素晴らしい先輩たちがいたので。実際に先輩方の動きを目標に、お手本がそこにあったので、試しやすかったし良かったですね。
●今後どんなお舞台に出たいですか
本当にクラッシックなものから、新作にも挑戦し続けたいですね。クラシックなものってその由縁たる難しさがあるじゃないですか、なのでミュージカルも、ストレートプレイの戯曲も、チャレンジしたいっていう気持ちがあります。ミュージカルでは、新作やモダンなものがたくさん生まれてきていますので、そういったものにもチャレンジしたいし、日本の劇作家や演出家の新作のミュージカルにもチャレンジしたいです。“日本ならではの感受性にフォーカスをして上手く仕組みを考えていたいんだよね”っていう同世代も多く出てきているので、そんな方たちと一緒に何か大きな夢を抱いて≪ものづくり≫をできたらいいなと思います。
●観劇のポイント
ライブの良さは、あの箱(劇場)の中、同じ空間で同じ瞬間に、その作品に出演している俳優陣と観客が、その作品のテーマやメッセージを一緒に体感することができる。そんな演劇に代わるようなエンターテインメントは他にはないと思っています。是非、そんな瞬間を一緒に体感して欲しいです。
女優賞ソニン
●受賞のお気持ち
とっても嬉しいです。もちろん、このWOWOWの勝手に演劇大賞は存じておりました。
キンキーブーツは再演だったので、より深めるというか、ちょっと俯瞰した状態で作品と自分の役を捉えることができました。
初演もお客さまの熱量がすごかったんですけど「再演、待ってました!」ってより強く感じました。初演と全く同じキャトスでやれたのですごく嬉しかったし、たぶんもう二度と同じカンパニーはないだろうから、そういった意味では、嬉しかったけどもっとやりたい気持ちが強かったです。「チケットが手に入らない」と耳にすると、もっと長く公演数をやりたかったなと思いました。
「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」に関しては、オリジナル作品だったので、はじめる段階では、全貌がほんとに見えなくて。最初に出来上がった脚本から、上演台本までにかなり変更になりました。稽古をしながら、脚本・演出の板垣さんとかなり話し合って、自分たちでオリジナル作品をちゃんと作るという気持ちで取り組みました。
正直、幕が開くまですごい不安でしたが、特に女性問題を扱っているので、女性の方から、感激した、感銘を受けたなど感想を伺った時に、演劇をやっている者としてはとても光栄に思いました。個人的には、今までやったことがないタイプの役だったので、そういった意味でも、役者としてもすごく良い経験ができました。
オリジナルだからこそ、稽古の過程でいろいろ脚本が変っていくわけですが、その中で私が一番大切にしているのは、作品としてこの役がいる意味、この作品に与える影響は何なのかということ。作品を中心に、自分の役に責任を持って、意味があるものにしたく、最初から最後までちゃんと筋が通る役作りを心がけました。なので、シーンごとにこだわって色々変えていただきました。
●今後やりたい舞台
内に秘めた感じの役よりは、パーンって感情を出すのが得意なほうだと思うので、海外作品は自分にあっていると思います。ただ、日本語でやる意味を大切にしているんです。オリジナルを作っていかないと、日本のミュージカルは本当の意味で盛り上がっていかないんじゃないかなって、文化として浸透していかないかなと思います。
女性が主役の作品、それで名作が世に出て行けばいいなって思います。だから「FACTORY GIRLS」は、すごいことやったなって思います。ロマンスがほぼない中で、女性がメインの作品。そういう作品がもっと増えればいいなと思いますし、やっていきたいです。
●観劇のポイント
大劇場では、オペラグラスをご使用ください(笑)。後方の席では、役者の表情がほとんど見えないです。後方まで、演じる全てのエネルギーも動きも届くようにしていますが、大げさにはならないように難しいところなんです。すごい細かい表情の変化など、これは後ろの人には伝わっていないんだろうなって思うと悔しくて。オペラグラスがないとそんな醍醐味を味わえない作品が結構あります。劇場でレンタルもありますので、是非、オペラグラスをお持ちになって観劇ください。
それから、舞台は、お客さまも含めてみんなで一緒に作っているものです。お客さまが舞台を体感している以上に、キャストはお客さまを感じて演じているので、お客さまも舞台をもっと楽しんでほしいです。静かに穏やかに見るのではなく、もっともっと笑って拍手して、参加して盛り上げるというつもりで、一緒に楽しむ気持ちを持っていただければ嬉しいです。
新人賞広瀬すず
●受賞のお気持ち
ありがとうございます!たくさんの方に観ていただけたのかなと今改めて実感しております!
●今思い返して、「Q:A Night At The Kabuki」で印象に残っていること
一幕は本当にエネルギーがすごくて、毎日あれをやるかと思うと、ズーンっていう感じだったのを思い出します。
●舞台の魅力
何度も公演があると、その日のお客さまのトーンと、空気感と、演者のテンションと、全てが毎日バラバラで、毎日こんなに違うものが出来るんだなと思いました。ある意味何度もやり直せたり、試して挑戦できたり、表情だけじゃなく声や身体の動きの表現が一番大事な瞬間が多かったり、言い出したらキリがないくらい今までいた世界と違いすぎて、表現というものがこんなにも面白いものかと感動しました。
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二カ国語版 | 二カ国語版放送 |
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字幕版 | 字幕版放送 |
字 | 字幕放送 |
無料 | ノンスクランブル(無料放送) |
PG-12指定 | 2009年4月以前に映倫審査を受けた作品で、PG-12指定(12歳未満は保護者同伴が望ましい)されたもの |
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PG12指定 | 劇場公開時、PG12指定(小学生以下は助言・指導が必要)されたもの |
R-15指定 | 2009年4月以前に映倫審査を受けた作品で、R-15指定(15歳未満鑑賞不可)されたもの |
R-15指定相当 | R-15指定に相当する場面があると思われるもの |
R15+指定 | 劇場公開時、R15+指定(15歳以上鑑賞可)されたもの |
R15+指定相当 | R15+指定に相当する場面があると思われるもの |
R指定 | 1998年4月以前に映倫審査を受けた作品で、R指定(一般映画制限付き)とされたもの |
演出家賞三谷幸喜
●受賞のお気持ち
演出家賞ですか。有難いのですが、なんだか不思議な感覚です。僕ね、自分に演出家っていうイメージが無いんです。脚本家だから。ホンを書いて、稽古場では、僕はこういうつもりで書いたんですよって、俳優さんに伝えているだけ。映画もそう。自分が映画監督だってとても言えない。あくまでも脚本家が映画を撮っている。だから舞台にしろ映画にしろ、演出家としてまったく自信がなくて。今回、賞を頂いて「あなたも演出家と名乗っていいんですよ」って、ちょっとだけ背中を押された、そんな気持ちでいます。感謝します。
●舞台を作るにあたって
昔から言っていることなんですけど、僕の持論。面白い映画と面白い演劇を比べると、面白い演劇の方がより面白い。でも忘れちゃいけないのは、面白くない映画と面白くない演劇を比べると、面白くない演劇の方がより面白くないということ。だからね、生半可な気持ちで舞台を作っちゃいけないんです。