Not Found
歴史
その年の4大大会のフィナーレを飾るのに相応しく、グランドスラムのなかで最もエンターテイメント色の強い全米オープンテニス。ニューヨーク郊外、フラッシング・メドウズのUSTAビリー・ジーン・キング ナショナル・テニス・センターを舞台に行われる。
23,700席ある世界最大のテニスコート「アーサー・アッシュ スタジアム」をメインコートに観客動員数はテニス競技のなかで最多を誇る。現在はハードコートで行われている全米オープンだが、以前はグラスコート、そしてクレーコートでも開催されていた過去がある。
第1回大会は1881年、アメリカ国内選手権として男子シングルスとダブルスのみが行われ、その5年後の1887年には女子シングルスが初開催された。さらに、1889年に女子ダブルスが、1991年にはミックスダブルスも大会に加わった。1968年にオープン化され、プロ選手の出場が可能になった。
1970年、4大大会のなかで最初にタイブレークを採用したのが全米オープン(4大大会で唯一、最終セットのタイブレークがある。)であり、1973年には男女の優勝賞金が同額となったが、これも他のグランドスラムに先駆けてのこと。このほか、2006年に4大大会で初めて「ホークアイ」を使ったチャレンジシステムを導入するなど、革新的な大会運営を行ってきた。
地元アメリカ勢の優勝は、男子は2003年のアンディ・ロディック以来遠ざかっている。女子では2012年、13年とセレナ・ウイリアムズが連覇しているものの、ウイリアムズ姉妹以外の優勝者は1998年のリンゼイ・ダベンポートまでさかのぼらねばならず、若手選手の台頭が期待される。
年表
-
2013年 男子優勝者:
ラファエル・ナダル
-
2013年 女子優勝者:
セレナ・ウイリアムズ
|
|||
---|---|---|---|
年 | 優勝者 | 準優勝者 | スコア |
2013 | ラファエル・ナダル | ノバク・ジョコビッチ | 6-2 3-6 6-4 6-1 |
2012 | アンディ・マレー | ノバク・ジョコビッチ | 7-6(10) 7-5 2-6 3-6 6-2 |
2011 | ノバク・ジョコビッチ | ラファエル・ナダル | 6-2 6-4 6-7(3) 6-1 |
2010 | ラファエル・ナダル | ノバク・ジョコビッチ | 6-4 5-7 6-4 6-2 |
2009 | フアン マルティン・デル ポトロ | ロジャー・フェデラー | 3-6 7-6(5) 4-6 7-6(4) 6-2 |
2008 | ロジャー・フェデラー | アンディ・マレー | 6-2 7-5 6-2 |
2007 | ロジャー・フェデラー | ノバク・ジョコビッチ | 7-6(4) 7-6(2) 6-4 |
2006 | ロジャー・フェデラー | アンディ・ロディック | 6-2 4-6 7-5 6-1 |
2005 | ロジャー・フェデラー | アンドレ・アガシ | 6-3 2-6 7-6(1) 6-1 |
2004 | ロジャー・フェデラー | レイトン・ヒューイット | 6-0 7-6 6-0 |
2003 | アンディ・ロディック | フアン・カルロス・フェレーロ | 6-3 7-6 6-3 |
2002 | ピート・サンプラス | アンドレ・アガシ | 6-3 6-4 5-7 6-4 |
2001 | レイトン・ヒューイット | ピート・サンプラス | 7-6(4) 6-1 6-1 |
2000 | マラト・サフィン | ピート・サンプラス | 6-4 6-3 6-3 |
|
|||
---|---|---|---|
年 | 優勝者 | 準優勝者 | スコア |
2013 | セレナ・ウイリアムズ | ビクトリア・アザレンカ | 7-5 6-7(6) 6-1 |
2012 | セレナ・ウイリアムズ | ビクトリア・アザレンカ | 6-2 2-6 7-5 |
2011 | サマンサ・ストーサー | セレナ・ウイリアムズ | 6-2 6-3 |
2010 | キム・クライシュテルス | ベラ・ズボナレワ | 6-3 6-2 |
2009 | キム・クライシュテルス | カロライン・ウォズニアッキ | 7-5 6-3 |
2008 | セレナ・ウイリアムズ | エレナ・ヤンコビッチ | 6-4 7-5 |
2007 | ジュスティーヌ・エナン | スベトラーナ・クズネツォワ | 6-1 6-3 |
2006 | マリア・シャラポワ | ジュスティーヌ・エナン・アーデン | 6-4 6-4 |
2005 | キム・クライシュテルス | メアリー・ピアス | 6-3 6-1 |
2004 | スベトラーナ・クズネツォワ | エレナ・デメンティエワ | 6-3 7-5 |
2003 | ジュスティーヌ・エナン・アーデン | キム・クライシュテルス | 7-5 6-1 |
2002 | セレナ・ウイリアムズ | ビーナス・ウイリアムズ | 6-4 6-3 |
2001 | ビーナス・ウイリアムズ | セレナ・ウイリアムズ | 6-2 6-4 |
2000 | ビーナス・ウイリアムズ | リンゼイ・ダベンポート | 6-4 7-5 |
記録
■最多優勝
|
||
---|---|---|
回数 | 優勝者 | 年 |
7回 | ビル・チルデン | 1920-25,1927 |
7回 | ビル・ラーンド | 1901-02, 1907-11 |
7回 | リチャード・シアーズ | 1881-87 |
|
||
---|---|---|
回数 | 優勝者 | 年 |
8回 | モーラ・マロリー | 1915-18, 1920-22, 1926 |
■最長連覇
|
||
---|---|---|
回数 | 優勝者 | 年 |
7回 | リチャード・シアーズ | 1881-87 |
|
||
---|---|---|
回数 | 優勝者 | 年 |
4回 | モーラ・ビュルステット | 1915-18 |
4回 | ヘレン・ジェイコブス | 1932-35 |
4回 | クリス・エバート | 1975-78 |
■最年少優勝
|
||
---|---|---|
歳 | 優勝者 | 年 |
19歳28日 | ピート・サンプラス | 1990 |
|
||
---|---|---|
歳 | 優勝者 | 年 |
16歳8カ月28日 | トレーシー・オースチン | 1979 |
■最年長優勝
|
||
---|---|---|
歳 | 優勝者 | 年 |
38歳8カ月3日 | ビル・ラーンド | 1911 |
|
||
---|---|---|
歳 | 優勝者 | 年 |
42歳5カ月27日 | モーラ・マロリー | 1926 |
■初優勝から最後の優勝までの最長期間とその選手
|
||
---|---|---|
期間 | 優勝者 | 優勝年 |
14年 | ケン・ローズウォール | 初優勝:1956 最後の優勝:1970 |
|
||
---|---|---|
期間 | 優勝者 | 優勝年 |
11年 | モーラ・マロリー | 初優勝:1915 最後の優勝:1926 |
※記録はシングルスでのもの
Not Found