- 大会第15日
- 女子ダブルス決勝
- 6/7
- (日)
よる6:55～よる9:45
- フィリップ・シャトリエ 第1試合
ベサニー・マテック サンズ(アメリカ)
ルーシー･サファロバ(チェコ)
ケーシー・デラクア(オーストラリア)
ヤロスラーワ・シュウェドワ(カザフスタン)
解説：神尾 米 実況：鍋島 昭茂
シングルスで準優勝したサファロバが、今度はダブルスのタイトルを懸けて登場する。マテック サンズとは今年の全豪オープンで初めて組んで初優勝。今回も準々決勝で第1シードのマルチナ・ヒンギス／サニア・ミルザ組を破るなど、全豪優勝が〈ビギナーズラック〉ではなかったことを証明している。
グランドスラム2大会連続優勝をかけて戦うのは、第12シードのデラクア／シュウェドワ組。こちらも今年ペアを組み始めてまだ3大会目だが、最初のマドリードでいきなり優勝している。その準決勝ではマテック サンズ／サファロバ組を破った。今回は第2シードのエカテリーナ・マカロワ／エレナ・ベスニナ組を破っての決勝進出だ。シュウェドワはウィンブルドンと全米オープンのタイトル保持者。グランドスラム全大会で準優勝しているデラクアは今度こそタイトルが欲しい。
- 大会第15日
- 男子シングルス決勝
- 6/7
- (日)
よる9:45～深夜5:00
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
ノバク・ジョコビッチ
(セルビア)
スタン・ワウリンカ
(スイス)
解説：土橋 登志久 実況：河路 直樹
王者ジョコビッチが全仏初優勝に王手をかけた。男子で史上8人目の生涯グランドスラム達成に、残すはこのタイトルだけなのだ。全仏ではこれまで準優勝が2回。今回は、ラファエル・ナダルとの準々決勝、アンディ・マレーとの準決勝と、〈ビッグ4〉対決を二つ制しての決勝進出だけに、〈3度目の正直〉への自信と意気込みははかり知れない。
一方のワウリンカは、初のメジャー優勝となった昨年の全豪オープンに続く2度目のグランドスラム決勝進出だ。全豪では準々決勝でジョコビッチをフルセットの末に退けたが、対戦成績はジョコビッチが17勝3敗と圧倒している。クレーに限ればジョコビッチの5勝1敗で、ジョコビッチの唯一の黒星はまだ18歳のときの話。しかも途中棄権による敗戦だった。
ただ、ジョコビッチが対戦成績で圧倒しているとはいえ、そのなかには大接戦がかなりあることを忘れてはならない。グランドスラムやデビスカップなど5セットマッチでジョコビッチが勝った5回のうち4回がフルセットにもつれている。フィジカルとメンタルの両面でジョコビッチは驚異的なスタミナを誇り、それは2日間にまたがったマレーとの準決勝でも証明された。3日間の連戦がそのスタミナに影響するのか、逆に、中1日丸々休めたワウリンカがそのアドバンテージを生かせるのか。いずれにせよ、激しいラリー戦が展開されるだろう。