- 大会第14日
- 女子シングルス決勝
- 6/6
- (土)
よる9:45 〜
深夜5:00
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
セレナ・ウイリアムズ
(アメリカ)
ルーシー・サファロバ
(チェコ)
解説:神尾 米 実況:鍋島 昭茂
これほど心配な決勝戦もない。今大会中に体調を崩したというセレナは、徐々に回復するどころか2日前の準決勝は最悪の状態だった。中1日でコンディションを立て直すことができるのだろうか。準決勝で逆転勝ちに成功したのは、セレナ・ウイリアムズという存在そのものが、グランドスラムの準決勝を経験したことがないバシンスキーの心境に何らかの影響を与えたからに違いない。ならば、グランドスラムの決勝戦という特別な舞台を初めて踏むサファロバも、たとえセレナの体調が十分に戻っていなくても、心しなくてはならないだろう。
マリア・シャラポワ、アナ・イバノビッチという元女王を2人倒してきたサファロバの勝ち上がりは文句のつけようがない。左利きのアドバンテージを生かしたサーブやフォアハンドが絶好調だ。しかし、対戦成績を見ればセレナが8戦全勝と圧倒。セレナ優勝ならグランドスラム20個目のタイトル獲得となり、シュテフィ・グラフが持つ22個のグランドスラム・タイトル史上最多記録にまた一歩近づく。サファロバが勝てば、1981年にチェコ・スロバキア(当時)のハナ・マンドリコワが優勝して以来のチェコ勢の全仏制覇となる。
- 大会第14日
- 男子ダブルス決勝
- 6/6
- (土)
よる9:45 〜
深夜5:00
- フィリップ・シャトリエ 第3試合
ボブ・ブライアン(アメリカ)
マイク・ブライアン(アメリカ)
イバン・ドディグ(クロアチア )
マルセロ・メロ(ブラジル)
解説:土橋 登志久 実況:河路 直樹
第1シードのブライアン兄弟が、自身の持つグランドスラム史上最多優勝記録を更新する通算17回目の頂点を狙う。相手はグランドスラム初優勝がかかる第3シードのドディグ/メロ。クロアチアとブラジルのコンビは、双子ペアの相性と経験量にはかなわないが、もう3年以上固定ペアとして活躍している。一昨年はウィンブルドンでは準優勝し、上海マスターズでは優勝。ウィンブルドンの決勝ではブライアン兄弟に敗れ、上海は準決勝でブライアン兄弟を倒した。つまりビッグタイトルを手にするために超えなくてはならない壁だ。
対戦成績はブライアン兄弟の5勝2敗。しかし、日本のファンの前での活躍はドディグ/メロに軍配が上がる。楽天オープンで一昨年から2年連続期待はずれの初戦負けのブライアン兄弟に対して、ドディグ/メロは昨年準優勝している。