- 大会第13日
- 男子シングルス準決勝
- 6/5
- (金)
よる7:50〜深夜3:30
- フィリップ・シャトリエ 第1試合
ジョーウィルフライ・ツォンガ
(フランス)
スタン・ワウリンカ
(スイス)
解説:岩渕 聡 実況:鍋島 昭茂
予想通りの組み合わせとなったトップハーフと違って、ボトムハーフはやや意外なカードとなった。4回戦で第4シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)、準々決勝で第5シードの錦織圭(日本)を連破して2年ぶりの全仏準決勝に駒を進めてきたツォンガと、第2シードのロジャー・フェデラーをストレートセットで圧倒したワウリンカ。昨年の全豪オープン覇者ワウリンカにとっては初の全仏ベスト4だ。
それにしても前哨戦の結果からは読めないもので、ツォンガはモンテカルロ、マドリード、ローマというクレーのマスターズシリーズ3大会でベスト16が最高だった。地元の人気者とはいえ、期待は決して大きくなかっただろう。しかし、ファンの絶大なサポートが強烈に後押し。それはプレッシャーではなく「僕の特権」と言いきるツォンガが、32年ぶりの地元フランス男子優勝へさらに一歩近づけるか。ツォンガ自身としては、この試合に勝てば、準優勝した08年の全豪オープン以来のグランドスラム決勝進出となる。
- 大会第13日
- 男子シングルス準決勝
- 6/5
- (金)
よる7:50〜深夜3:30
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
ノバク・ジョコビッチ
(セルビア)
アンディ・マレー
(イギリス)
解説:土橋 登志久 実況:河路 直樹
ラファエル・ナダルとの大一番を制した王者ジョコビッチは、全仏オープン初優勝、ひいては生涯グランドスラム達成へまっしぐらという勢いだが、強敵はまだいる。今季のマレーはむしろナダルよりも手強いかもしれない。
ミュンヘンでクレー初のタイトルを手にし、続くマドリードのマスターズも制した優勝候補の一角だ。準々決勝では、今までクレーで4戦全敗だったフェレールに快勝。持ち味のカウンターショットを生かすクレーでの戦い方に自信を高め、過去2度の全仏ベスト4に勝る手応えを感じているようだ。昨年の夏に結婚して今や一児の父となったジョコビッチに対し、マレーもこの春に結婚。強い男たちは家族ができるとさらに強くなる。楽しみな準決勝だ。
対戦成績はジョコビッチの18勝8敗。2度のクレーでもジョコビッチが2勝しているが、過去4年間はクレーで対戦していない。ジョコビッチが勝てば2年連続3度目の決勝進出だ。
※早終了あり