- 大会第10日
- 女子シングルス準々決勝
- 6/2
- (火)
よる8:55〜
午前4:55
- フィリップ・シャトリエ 第1試合
アナ・イバノビッチ
(セルビア)
エリナ・スビトリーナ
(ウクライナ)
解説:神尾 米 実況:久保田 光彦
ここまでの4試合のうち3試合をフルセットで勝ってきた元女王イバノビッチは、昨年の全豪オープン以来のグランドスラム・ベスト8入り。この試合に勝てば、あの全仏制覇以来となるベスト4進出だ。対戦相手はベスト8の中で最年少の20歳、スビトリーナ。グランドスラムは過去3回戦が最高だったが、15歳のときに全仏ジュニアを制した実力を同じ舞台で花開かせた。
ウィンブルドン・ジュニアで準優勝したときの決勝の相手はブシャール。同い年の二人のキャリアはブシャールが先を行っていたが、スビトリーナの巻き返しなるか。持ち味のスピードとしぶとさですでにツアー優勝3回の実績があるが、前哨戦の一つマドリードを含め、これまで6度の対戦はイバノビッチの全勝だ。
- 大会第10日
- 男子シングルス準々決勝
- 6/2
- (火)
よる8:55〜
午前4:55
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
錦織圭
(日本)
ジョーウィルフライ・ツォンガ
(フランス)
解説:岩渕 聡 実況:河路 直樹
第4シードのトマーシュ・ベルディヒを4回戦で破ってきたツォンガが、全仏オープンでは初めての準々決勝に挑む錦織の対戦相手となった。錦織は3回戦が不戦勝だった上、戦った試合は3つともストレート勝ちで、体力は十分セーブできている。だからこそ、早くも「優勝のチャンスがある」という言葉まで飛び出したのだろう。
ツォンガにはハードコートばかりで4勝1敗と勝ち越しているが、もちろん楽観的でばかりはいられない。ジュニア時代からサーブ・アンド・ボレーヤーだったツォンガは、もともと速いコートが得意だが、全仏でも一昨年はベスト4入り。その前年には王者ジョコビッチをあと一歩のところまで追い詰めた。
今年のクレーシーズンは4大会に出場してベスト16が最高だったにもかかわらず、ここで調子を取り戻したのも観客のサポートなどホームの要素が大きいはず。「リベンジのチャンス」と意気込むツォンガだが、錦織の速く緻密な攻撃でそのパワーを封じたい。ただし、ローランギャロスのセンターコート、準々決勝、ツォンガ……そのアウェー感は半端じゃない。
※早終了あり