- 大会第9日
- 女子シングルス4回戦
- 6/1
- (月)
午後5:55 〜
深夜0:00
- フィリップ・シャトリエ 第1試合
ルーシー・サファロバ
(チェコ)
マリア・シャラポワ
(ロシア)
解説:神尾 米 実況:河路 直樹
第2シードのシャラポワが順調だ。ここまでの3試合すべてストレート勝ち。過去3年連続で決勝に駒を進め、その3年とも3回戦までセットを落としていない。気になるダブルフォルトは、3回戦のサマンサ・ストーサー戦で6本献上しており、やはり多いが、そこから崩れていない。
対戦するサファロバは左利きで、奈良くるみとの2回戦では左特有の外に逃げるサーブを有効に使った。リーチの長いシャラポワにはそうは行かないだろう。これまで5度対戦してシャラポワの4勝1敗。このところ4連勝しているのも、その辺に理由があるか。
ドローの下半分では第3シードのシモナ・ハレプ、第8シードのカルラ・スアレス ナバロが姿を消しており、第7シードのイバノビッチと第9シードのマカロワが4回戦で潰し合う。連覇を狙うシャラポワにとって見通しのいい流れだけに、ますますヒートアップしそうだ。
※前日に行われる予定でしたが雨の影響で第9日に順延となりました
- 大会第9日
- 男子シングルス4回戦
- 6/1
- (月)
午後5:55 〜
深夜0:00
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
ガエル・モンフィス
(フランス)
ロジャー・フェデラー
(スイス)
解説:岩渕 聡 実況:鍋島 昭茂
※第8日に開始されましたが第2セット終了後に日没順延となりました
テニス界のレジェンドとパリ生まれの地元ヒーローの試合は、前日に日没のため中断となり、1セットオールからの再開だ。第1セットをフェデラーが奪い、第2セットはモンフィスが取り返した。モンテカルロ・マスターズではモンフィスがフェデラーを破っているだけに、ここから目が離せない展開になりそうだ。
1983年のヤニック・ノア以来の地元フランス人の優勝という夢を、10代の頃から背負ってきたのがモンフィスだ。その夢にもっとも近づいたのが08年のベスト4。高い運動能力を駆使した奇想天外なプレーでファンを楽しませてくれる。対戦成績はフェデラーの8勝4敗だが、昨年のデビスカップ決勝でもクレーでモンフィスが勝っており、モンフィスの2連勝。しかし、フェデラーは特に故障明けだったデ杯の敗戦は重く見ていないという。勝ったときのいいイメージだけを持って臨む。
- 大会第9日
- 女子シングルス4回戦
- 6/1
- (月)
午後5:55 〜 深夜0:00
深夜0:00 〜 午前5:00
- フィリップ・シャトリエ 第3試合
セレナ・ウイリアムズ
(アメリカ)
スローン・スティーブンス
(アメリカ)
解説:坂本 真一 実況:吉崎 仁康
元女王ビクトリア・アザレンカとの3回戦で、山場を一つ超えたセレナ。大会前は肘を痛めて大事をとり、パリに来てからも体調が万全ではなかったが、あの試合で本来のセレナが戻ったのではないだろうか。パワーと、1セットダウンの1ブレークダウンから逆転した気迫と勝利への執念はすさまじかった。この勝利をきっかけに、さらにギアを上げられるか。
妹分と言われてきた、同じアフリカ系アメリカ人の22歳スティーブンスを迎えての4回戦。過去3回の対戦は全て2013年で、セレナの2勝1敗だ。全豪オープンの準々決勝でスティーブンスが勝利した試合が印象的だった。サイズはセレナよりも一回りも二回りも小さいが、スピードがあり、ショットにキレがある。全米オープンの4回戦でセレナがリベンジ。女王の意地がまた発揮されそうだ。
- 大会第9日
- 男子シングルス4回戦
- 6/1
- (月)
深夜0:00 〜
午前5:00
- フィリップ・シャトリエ 第4試合
ノバク・ジョコビッチ
(セルビア)
リシャール・ガスケ
(フランス)
解説:土橋 登志久 実況:久保田 光彦
ローマではイタリア語でスピーチし、パリにくればフランス語を操る。昨年は「勉強中」だと言っていたジョコビッチのフランス語は、それを解さないものの耳にはもう完璧に聞こえる。まるで、今年のローランギャロス初制覇にかける決意の表れのようだ。
ここまでセットを落とさず3試合を勝ってきた王者ジョコビッチが迎える最初のシード選手が、この第20シードのガスケ。片手バックハンドのパンチ力が強烈な、天才肌のプレーヤーだが、全仏はベスト16が最高だ。前日に第4シードのトマーシュ・ベルディヒを破ってベスト8に駒を進めたジョーウィルフライ・ツォンガに続きたいが、対戦成績はかなり一方的で、ジョコビッチの10勝1敗。1年半ほど対戦していないが、この間にジョコビッチが衰えたものなど一つもない。右も左も隙がない王者に、ガスケがどこまで緻密な攻めを展開できるか。
※早終了あり