- 大会第8日
- 女子シングルス4回戦
- 5/31
- (日)
午後5:55〜深夜0:00
- スザンヌ・ランラン 第1試合
アナ・イバノビッチ
(セルビア)
エカテリーナ・マカロワ
(ロシア)
解説:坂本 真一 実況:久保田 光彦
2回戦で土居美咲を相手に冷や汗をかいたイバノビッチだが、3回戦では18歳のベキッチを圧倒。2年ぶりの4回戦進出を決めた。ただ、いつもはこのあたりのラウンドでシード勢に負けるパターンも多い印象だけに、左利きのマカロワは要注意だ。しぶといカウンターショットが持ち味。ツアーで丸3年間ダブルスを組んでいる仲良しのエレナ・ベスニナを破って、全仏では4年ぶりの4回戦に進んできた。イバノビッチとはグランドスラムで2度対戦し、対戦成績は1勝1敗。2010年の全米オープンでイバノビッチが勝ち、翌年の全豪オープンでマカロワが大接戦を制している。
また、このカードはコート上ばかりでなく、家族席も注目されそうだ。イバノビッチの恋人はサッカー・ドイツ代表主将のシュバインシュタイガー。今大会は毎回コートサイドから熱い声援を贈っている。チームでのサポート体制はバッチリだ。
- 大会第8日
- 男子シングルス4回戦
- 5/31
- (日)
午後5:55〜深夜0:00
- スザンヌ・ランラン 第2試合
錦織圭
(日本)
ティムラズ・ガバシュビリ
(ロシア)
解説:土橋 登志久 実況:吉崎 仁康
3回戦不戦勝でベスト16入りを決めた錦織。2回戦から中3日での実戦に、「気持ちが切れないかという心配はある」と言うものの、「試合勘は簡単には抜けない」というから集中力の問題だけのようだ。試合になればグングン入り込んでいく錦織のこと、さほど心配は要らないだろう。体力は十分に温存できている。
ただ、対戦相手のガバシュビリが相当の自信を持っていることは確かだ。世界ランキング74位ながら1回戦でフェリシアーノ・ロペス、2回戦でフアン・モナコというテニス界屈指のセクシー男たちを倒してきた30歳は、3回戦では第19シードのロベルト・バウティスタ アグートを破ってきたルーカシュ・ロソルも退け、2010年の全仏オープンに続くグランドスラム4回戦進出。対戦成績は錦織の3勝1敗だが、唯一の黒星は昨年のデルレイビーチでの錦織の途中棄権。錦織は勝てば全仏では初のベスト8進出となる。
- 大会第8日
- 女子シングルス4回戦
- 5/31
- (日)
深夜0:00〜午前5:00
- スザンヌ・ランラン 第4試合
ルーシー・サファロバ
(チェコ)
マリア・シャラポワ
(ロシア)
解説:神尾 米 実況:河路 直樹
第2シードのシャラポワが順調だ。ここまでの3試合すべてストレート勝ち。過去3年連続で決勝に駒を進め、その3年とも3回戦までセットを落としていない。気になるダブルフォルトは、3回戦のサマンサ・ストーサー戦で6本献上しており、やはり多いが、そこから崩れていない。
対戦するサファロバは左利きで、奈良くるみとの2回戦では左特有の外に逃げるサーブを有効に使った。リーチの長いシャラポワにはそうは行かないだろう。これまで5度対戦してシャラポワの4勝1敗。このところ4連勝しているのも、その辺に理由があるか。
ドローの下半分では第3シードのシモナ・ハレプ、第8シードのカルラ・スアレス ナバロが姿を消しており、第7シードのイバノビッチと第9シードのマカロワが4回戦で潰し合う。連覇を狙うシャラポワにとって見通しのいい流れだけに、ますますヒートアップしそうだ。
※雨の影響で試合は翌日に順延となりました
※早終了あり