- 大会第7日
- 男子シングルス3回戦
- 5/30
- (土)
午後5:55〜深夜0:00
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
ノバク・ジョコビッチ
(セルビア)
タナシ・コキナキス
(オーストラリア)
解説:坂本 真一 実況:吉崎 仁康
オーストラリアの新鋭が元気だ。大会7日目、スザンヌ・ランラン・コートでは昨年のウィンブルドン・ベスト8の20歳ニック・キリオスがアンディ・マレーに挑み、フィリップ・シャトリエでは19歳のコキナキスが王者ジョコビッチに挑むとあって、はるか南半球から来たオージー・メディアも色めき立っている。
ワイルドカードのコキナキスは1回戦の相手が予選上がりというドロー運を生かし、2回戦では同国の先輩バーナード・トミックに2セットダウンから大逆転勝ち。196cmの長身を生かしたサーブとフォアハンドが武器だが、ジョコビッチはそんな若手の勢いに動じるような器ではない。2011年10月のバーゼルで錦織圭(当時世界32位)に敗れて以来トップ30外に敗れたことがなく、これはビッグ4の中でもずば抜けた安定感だ。次代のスター候補は大歓迎のテニス界、19歳の挑戦者の〈健闘〉への淡い期待はどこまで持つか。
- 大会第7日
- 女子シングルス3回戦
- 5/30
- (土)
深夜0:00〜午前5:00
- フィリップ・シャトリエ 第4試合
セレナ・ウイリアムズ
(アメリカ)
ビクトリア・アザレンカ
(ベラルーシ)
解説:神尾 米 実況:鍋島 昭茂
前日のマリア・シャラポワ対サマンサ・ストーサーに続くグランドスラム女王対決。ディフェンディング・チャンピオンのシャラポワのように、セレナもまたグランドスラム優勝19回の現役女王の力を見せつけることができるだろうか。2回戦で世界ランク105位のアンナ・レナ・フリードサムにセットを奪われた試合内容は、大会前の肘のケガの影響もうかがわせるが、ここはギアを一段上げる必要がある。
アザレンカは全豪オープンV2の元女王。ただし、昨年の膝のケガの影響で50位近くまで落としたランキングはまだ27位までしか戻せていない。今季、対トップ10成績は3勝4敗だが、3勝の相手は全てカロライン・ウォズニアッキと得手不得手がはっきりしている。3勝15敗と負け越しているセレナに、アザレンカがどこまで全盛期に近い力を発揮できるか注目だ。
※早終了あり