- 大会第6日
- 男子シングルス3回戦
- 5/29
- (金)
午後5:55〜
深夜0:00
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
ダミアー・ジュムホール
(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ロジャー・フェデラー
(スイス)
解説:土橋 登志久 実況:久保田 光彦
1回戦では試合後にコートへファンが乱入する事件で気分を害したフェデラーだが、2試合連続のストレート勝利で3回戦に駒を進めた。フェデラーが全仏で唯一の優勝を果たした2009年の決勝の最中にもファン乱入事件があったのだが、だからといってゲンがいいと喜ぶわけはない。
フェデラーの怒りに触れて、関係者はややピリピリムードだ。セキュリティの監視体制も強まるセンターコート、次の相手はそのフェデラー憧れて育ったというジュムホール。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で、同国選手では唯一の世界ランク200位以内(88位)という23歳だ。175cm、70kgと小柄だが、ミカエル・ユーズニー、マルコス・バグダティスという元トップ10プレーヤーを続けて倒してきた。グランドスラムでは昨年の全豪オープンに続く2度目の3回戦進出だ。テニス人生最高の舞台が待っている。
- 大会第6日
- 女子シングルス3回戦
- 5/29
- (金)
午後5:55〜深夜0:00
深夜0:00〜午前5:00
- フィリップ・シャトリエ 第3試合
サマンサ・ストーサー
(オーストラリア)
マリア・シャラポワ
(ロシア)
解説:神尾 米 実況:吉崎 仁康
グランドスラム・チャンピオン同士のビッグなカード。2011年の全米オープン覇者のストーサーが22位までランキングを落としているために、こんな早いラウンドでの対戦となった。
今季前半は全て3回戦を突破できなかったストーサーだが、先週のストラスブール国際で優勝して気分良く乗り込んで来た。全仏オープンでは2010年に準優勝しており、男子顔負けのキックサーブが武器で、かつてダブルス世界1位だっただけにネットプレーも巧い。
2年連続3度目の優勝を狙うシャラポワには手強い相手、と思いきや、対戦成績はシャラポワが14勝2敗と圧倒。クレーでの4回の対戦はシャラポワの全勝だ。リーチの長いシャラポワだけに、ストーサーはサーブやストロークの回転の威力を生かしきれないということか。グランドスラム女王対決にふさわしい好試合を期待したい。
- 大会第6日
- 男子シングルス3回戦
- 5/29
- (金)
深夜0:00〜午前5:00
- フィリップ・シャトリエ 第4試合
ジョーウィルフライ・ツォンガ
(フランス)
パブロ・アンドゥハル
(スペイン)
解説:坂本 真一 実況:河路 直樹
1983年のヤニック・ノア以来の地元フランス人の優勝という夢を、10代の頃から背負ってきた一人がツォンガだ。2008年の全豪オープンで準優勝してからはその期待もいっそう高まったが、本来芝など速いコートを得意とする。全仏では2013年のベスト4が最高だが、その前年に準々決勝でノバク・ジョコビッチにフルセットで敗れた試合のほうが、逃した魚の大きさでは上だろう。
今季は3月まで右腕のケガで試合に出られず、このクレーシーズンもベスト16が最高という成績だったが、ここまでの2試合はともに失ゲーム6以下の快勝。しかし、しぶとさが持ち味のアンドゥハルは難敵だ。2回戦で第22シードのフィリップ・コールシュライバーを破ってきた。3つのツアータイトルは全てクレーというクレー巧者である。ただし、唯一の対戦となる2013年のハードコートではツォンガが勝っている。
※早終了あり