- 大会第4日
- 女子シングルス2回戦
- 5/27
- (水)
午後5:55〜
深夜0:00
- コート7 第1試合
ルーシー・サファロバ
(チェコ)
奈良くるみ
(日本)
解説:岩渕 聡 実況:河路 直樹
奈良のグランドスラム最高成績は、2013年の全米と翌2014年の全豪での3回戦。過去1年、超えられなかった2回戦の壁を破りたいが、相手は第13シードの強敵だ。全仏は昨年の4回戦が最高だが、昨年のウィンブルドン・ベスト4や、フェドカップ優勝の立役者としての実績も持つ左利き。一方で、今季は50位以下からの黒星、フルセットでの敗戦、逆転負けが多いのも目につく。そのあたり、勝機を見いだせそうだ。
「相手を認めすぎてしまうところがある」と自分の性格を分析する奈良。それが、最後まで勝ちに固執する心を弱めるのだという。持ち味であるスピードと、緻密なコントロールを発揮することはもちろん、コーチによく言われるという「最後までファイトする気持ち」を強く持てるかどうかが、この試合でも大きなカギになる。
- 大会第4日
- 男子シングルス2回戦
- 5/27
- (水)
午後5:55〜
深夜0:00
- フィリップ・シャトリエ 第2試合
錦織圭
(日本)
トーマス・ベルッチ
(ブラジル)
解説:坂本 真一 実況:久保田 光彦
1回戦を終えた時点で、早くも第10シードのグリゴール・ディミトロフや第11シードのフェリシアーノ・ロペスら実力派が姿を消している。そんな厳しさの中、錦織は地元フランスの33歳マチューとの1回戦でストレートセットの快勝をおさめ、2回戦に世界ランク40位のベルッチを迎える。
南米ブラジル出身と聞けば、クレー巧者という危険なイメージが思い浮かぶ通り、ベルッチがこれまで獲得した4つのツアータイトルは全てクレー。5年前の22歳のときに自己最高の21位までいった実績もまた侮れない。そして左利きであることが「クレーでは特に強敵になる」と錦織。
唯一の対戦となるクレーのチャレンジャー大会ではベルッチが勝っている。しかしもう8年も前の話であり、錦織がこれまでクレーで倒してきたクレー巧者の顔ぶれを見れば、微かな心配も消える。ブラジルの記者さえ、「もう錦織は雲の上」と自国選手のチャンスについて、首を横に振っている。1回戦同様、極力短時間での勝利に期待。
- 大会第4日
- 女子シングルス2回戦
- 5/27
- (水)
深夜0:00〜
午前5:00
- コート1 第4試合
アナ・イバノビッチ
(セルビア)
土居美咲
(日本)
解説:神尾 米 実況:鍋島 昭茂
4度目の全仏で初勝利を挙げた土居。この2回戦が、昨年の全豪で当時8位のエレナ・ヤンコビッチと対戦して以来のトップ10への挑戦となる。イバノビッチは現在7位。08年の全仏を制した元世界ナンバーワンだが、その後は1回戦負けも。プレッシャーに弱いのか、ランキングの離れた格下に不覚をとることも少なくなく、前哨戦のローマでも初戦で78位に敗れたばかりで、全豪でも1回戦で142位に敗れた。土居がチャレンジャーの立場を存分に生かして思い切った攻撃ができれば、チャンスはあるということだ。
プレースタイルの点でも、左のトップスピンという武器が有効だ。ちなみに、イバノビッチが昨年の全仏3回戦で敗れた相手ルーシー・サファロバも左利き。土居は序盤からリードを奪って精神的に揺さぶりをかけたい。
※早終了あり