ウルブズ、J.フリン絡むトレードでトラブル
2011-06-26
ミネソタ・ティンバーウルブズは現地23日の2011年ドラフト当日、ヒューストン・ロケッツとの交換トレードに合意し、ガードのジョニー・フリンらを放出する代わりに、ブラッド・ミラーやドラフト全体23位指名のニコラ・ミロティッチらを獲得。ところが、ロケッツのチームドクターがフリンのでん部の故障を指摘し、トレードが暗礁に乗り上げていたことが分かった。米国の大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』が25日に伝えている。
関係者によると、ウルブズはトレードがご破算にならないように、さらに2012年のドラフト2巡目指名権をロケッツに送ったという。ウルブズがトレードの前に故障についての情報を開示していたかは不明とのこと。
また、ウルブズはロケッツから獲得したドラフト全体23位指名のニコラ・ミロティッチをシカゴ・ブルズへ送った。その代わりにブルズから得たドラフト全体28位指名のノリス・コールをすぐさまマイアミ・ヒートに放出し、ヒートから2巡目全体31位指名のボジャン・ボグダノビッチを獲得。次にそのボグダノビッチをニュージャージー・ネッツに送り、将来のドラフト2巡目指名権と現金を得た。
これら一連の交換トレードの成立は、フリンが同日のフィジカルチェックを終えるまで保留状態になっていた。しかし、ウルブズが2012年のドラフト2巡目指名権をロケッツに譲渡し、フリンもフィジカルチェックをパスしたことでロケッツが合意し、ようやく成立したという。
なお、2009年ドラフト全体6位指名のフリンは昨年7月にでん部の手術を受け、2010-11シーズンは出場53試合中、スタメン出場はわずか8試合にとどまっていた。
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