スペイン人ポイントガードのリッキー・ルビオが現地17日、バルセロナで現在の所属チームとの契約をバイアウトしNBA入りすると正式に発表した。

　ルビオは2009年ドラフト全体5位でミネソタ・ティンバーウルブズから指名を受けたが、当時のチームとの間の契約買い取り条項の問題でNBA行きをいったん断念。それから2年が経ち、今週FCバルセロナがスペインリーグ優勝を果たしたことを受け、この日、「ようやく（NBAへの）旅を始める決心をした」と宣言した。

　NBA入りについて、「自分の夢であり、その夢を実現させたい。熟考を重ねた結果、その時がやってきたと思った」と語った。

　ルビオは14歳の時にホベントゥット・バダローナでプロデビューし、その後ヨーロッパで数々のタイトルを獲得。2008年北京五輪ではスペイン代表としてチームのファイナル進出に貢献し、米国に敗れはしたものの、その存在を世界中に知らしめた。

　しかしながら昨季は平均得点を6.5得点に落とし、FCバルセロナでの先発からも外された。ルビオにとっては、プロ入りから最悪のシーズンを送った後でのNBA挑戦となる。ルビオはそれについても自覚をしている。「個人的にはもっと良い結果を残せたとは思う。だがバスケットはチームスポーツだし、我々は成功を収めた」とコメント。さらに「準備ができたと思ったからNBA行きを決めた。世界で最高の選手と対戦したい」と意欲を見せている。

　なお、ウルブズはルビオの背番号「9」のジャージをすでにオーダー済みとのこと。また、シーズンチケット2枚を“リッキー・ルビオNo.9パッケージ”として1試合9ドル（約720円）で売り出すという。（STATS-AP）

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