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メトロポリタン・オペラ ビゼー《カルメン》新演出
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4月5日(土)午後5:30
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MET史上最年少、彗星のように現われた20代の新生カルメン!舞台を現代アメリカの兵器工場に置き換え、新たな視点で描くスリリングな新演出、最高の出演者が感動を生む
ニューヨークにある世界最大級のオペラハウス「メトロポリタン歌劇場(MET)」。1883年に創設されたこの歌劇場は、世界のトップ歌手たちの夢の競演に加え、舞台セットや衣装など何もかもが豪華そのもの。新演出を積極的に取り入れることでも知られ、常にオペラ界に旋風を巻き起こしてきたが、特に今シーズンは芸術性を追求しつつ、現代の問題に積極的に取り組むMETの挑戦が話題となった。
WOWOWでは、最新技術を駆使したカメラワークと5.1chのダイナミックな音声で収録されたMETライブビューイング2023-24シーズンから5作品を放送・配信する。今回お届けするのは、現代に生きる観客に向けて、新たな息吹を感じさせるMET初演、新演出のえりすぐりのラインナップ。幕間では、今まさに歌い終わった歌手たちへの直撃インタビューなど、劇場では見られない映像も満載。オペラファンにも初心者にも、METのすばらしさを余すことなくお届けする。
<内容>
追う男と追われる女の永遠の愛の悲劇をヒットメロディーで綴った「カルメン」。オペラ界随一の名作が、現代を舞台に新たに生まれ変わった。19世紀のセビリアを現代のアメリカの兵器工場に置き換え、密輸品を運ぶトラックがLEDライトの下を駆け抜ける。
演出を手掛けたのはイギリスの女性演出家C・クラックネル。 “男を惑わす女”という型に頼らず“カルメンは何者で今ならどう生きるのか” を現代の観客に問いかける。カルメンと運命的な出会いをするドン・ホセも一途なだけの男ではなく、すでに殺人を犯して町に流れ着いた暴力性を秘めた異端者で、トラウマを抱えた登場人物として描く。
そんなスリリングな新演出のもと“今”のカルメンを演じるのは、当時27歳にしてネトレプコ並みの大器と称されるA・アクメトチナ。世界的スターのP・ベチャワ、今をときめくA・ブルーほか、最高の歌手たちによる歴史に残る新生「カルメン」をお見逃しなく!
関連情報
収録日:2024年1月27日
指揮:ダニエレ・ルスティオーニ
演出:キャリー・クラックネル
出演:アイグル・アクメトチナ(カルメン)、ピョートル・ベチャワ(ドン・ホセ)、エンジェル・ブルー(ミカエラ)、カイル・ケテルセン(エスカミーリョ)