ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティによる3大テノールを特集。1996年～1997年、1999年、2000年、世界各地で収録された3大テノールのワールドツアーの失われたコンサート素材を2016年に可能な限り手を施し、当時のツアーを呼び起こす形で「ロスト・コンサート」として復元。また、輝かしいキャリアを築いてきたカレーラスのドキュメンタリーや、パヴァロッティ関連番組など5本を特集でお届けする。


＜ラインナップ＞
・『劇場版 パヴァロッティ ハイドパーク コンサート〈デジタルリマスター〉』　　　10月15日（土）午後1：30 [SS]
ロンドンのハイドパークで開催されたルチアーノ・パヴァロッティ初の野外コンサートを記録した音楽ドキュメンタリー。雨の中集まった15万人の観客が美声に酔いしれる。



・ホセ・カレーラス 輝ける75年の奇跡　　　10月15日（土）午後3：15
75歳の今も最高峰のテノールとしてステージに立つホセ・カレーラス。若き日の前途洋々たる日々、3大テノールとしての栄光や、白血病に倒れるなど波乱の人生を振り返る。

　ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴとともに3大テノールとして世界中の音楽ファンに親しまれるホセ・カレーラス。パヴァロッティの亡き後も現役として活躍し、75歳の今も世界最高峰のテノール歌手であり続けるカレーラスの輝ける軌跡を振り返るドキュメンタリー。
　幼くして音楽的才能を発揮し、20代半ばには世界的な歌劇場で次々と主役を務め、若くして世界的なスターとなったが、40歳の時に白血病に倒れ、回復はほぼ不可能と診断されるも奇跡的に復活。以後は3大テノールとしての活躍も含め幅広い活動を展開している。2021年の来日時に収録したものを含む本人インタビュー、音楽仲間や評論家などのコメント、そして彼の最大の魅力である情熱的な歌唱が味わえるパフォーマンス映像の数々から最高峰のテノール歌手、ホセ・カレーラスの魅力を解き明かそう。

出演：プラシド・ドミンゴ（テノール）、ルチアーノ・パヴァロッティ（アーカイブ出演）、ヨナス・カウフマン（テノール）、ズービン・メータ（指揮者）、プリティ・イェンデ（ソプラノ）、アグネス・バルツァ（ソプラノ）、ディアナ・ダムラウ（ソプラノ）、ブリギッテ・ファスベンダー（メゾ・ソプラノ）、ポール・ポッツ（テノール）、Dr. Rainer Storb（医者） 　ほか



・3大テノール　ロスト・コンサート　　　10月15日（土）午後4：15
3大テノールが1996年から2003年にかけ、数度行なったワールドツアーから7カ所のステージを収録した秘蔵映像が今、明らかに！

　1990年7月7日にサッカーワールドカップイタリア大会決勝戦の前夜祭としてローマの世界遺産、カラカラ浴場で開催されたコンサート。それがプラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラスの3人が同じステージに立つ3大テノールの記念すべき初舞台だった。その模様は世界54カ国に中継され8億人が視聴、ライブ収録されたCDはクラシック作品としてギネス世界記録に認定される売り上げを記録した。
　さらに1996年からはスタジアム級の会場を埋め尽くす大規模なワールドツアーが2003年まで数度にわたって開催され、その内、東京を含む7カ所のステージがテレビ用に収録されていたのだが、なぜか公開されずにいた。その幻の映像を発掘、再構成したのがこの「3大テノール ロスト・コンサート」だ。最高峰のテノール歌手3人の圧倒的な歌唱と三者三様の個性が織り成す絶妙なハーモニー、インサートされる3人の会話も含め必見だ。

出演：ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ
収録日・収録場所：
1996年8月3日　ドイツ・ミュンヘン　オリンピック・スタジアム
1999年1月9日　東京　東京ドーム
1996年7月　イギリス・ロンドン　ウェンブリー・スタジアム
1996年7月13日　オーストリア・ウィーン　エルンスト・ハッペル・シュタディオン
1996年7月20日　アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク　ジャイアンツ・スタジアム
1999年4月18日　南アフリカ・プレトリア　ユニオン・ビル
2000年4月22日　アメリカ・ネバダ州ラスベガス　マンダレイベイ・イベントセンター


・パヴァロッティ ライブ・イン・セントラルパーク 1993　　　10月19日（水）午後4：45
50万人が集まった夏のニューヨーク。パヴァロッティの美声による至高の歌が、摩天楼がそびえる空間を極彩色に染め上げる！

収録日：1993年6月26日
収録場所：アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク　セントラルパーク



・パヴァロッティ ＆ フレンズ　　　10月19日（水）午後6：45
世界最高のテノールと、ロック／ポップスのスーパースターとのジャンルを超えた交流。パヴァロッティが残した偉大なレガシーは、オペラでの名演とこれだ。