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IPC & WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM

10月29日(日)スタート(シーズン2、全8回)[29日のみ連続放送][第1回無料放送]
 毎週日曜 夜9:00

IPC & WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM

2020年まで5年にわたり世界最高峰のパラアスリートに迫る大型ドキュメンタリーシリーズのシーズン2。登場するのは世界のメダリスト8人。舞台は平昌、そして東京へ。

 WOWOWと国際パラリンピック委員会(IPC)が共同で立ち上げ、パラリンピック・リオ大会が開催された2016年から、東京大会が開催される2020年まで5年にわたり世界のトップアスリートに迫る大型シリーズ。勝負の世界だけでなく、人生においても自信に満ちあふれる彼らが放つ「これが自分だ!=This is WHO I AM.」という輝きを描く。シーズン1では、世界7カ国・8人の金メダリストが登場し話題を呼んだ。
 シーズン2でも、TOKYO2020にやって来るだろう夏季競技選手5人に、2018年3月に平昌パラリンピックを控える冬季競技選手3人を加えた7カ国・8人のメダリストが登場。また、シーズン2でもナビゲーター&ナレーターに西島秀俊が決定!
 シーズンごとの取材班の総移動距離は実に地球10周以上。TOKYO2020まであと3年、8人の物語は、あなたが「世界」を知り、「自分」について考えるきっかけとなる。

※この番組は、字幕放送及び副音声における解説放送でもお楽しみいただけます。

<ラインナップ>
・パラリンピックに舞い降りた最強の不死鳥:ベアトリーチェ・ヴィオ   10月29日(日)夜9:00
車いすフェンシング界だけではなくスポーツ界全体に影響を与える新世代スーパースター。パラリンピック初出場のリオで世界を圧倒し金メダルに輝いたイタリアの若き不死鳥。
 イタリア/車いすフェンシング
 愛称は“ベベ”。5歳でフェンシングを始めるが、2008年に重い髄膜炎を患い四肢を切断。車いすを固定した状態で競技を行なう以外は、一般のフェンシングと同じ剣や防具を使う車いすフェンシングに転向した彼女は、2010年に“四肢のない世界唯一のフェンサー”として公式戦デビューした。2012年のロンドンパラリンピックは未出場ながら15歳で聖火ランナーを務め、直後にイタリア代表入り。2014年にヨーロッパ女王となり、2015年には5度のワールドカップと世界選手権を制覇するなど出場全試合無敗を達成。満を持してのパラリンピックデビューとなった2016年のリオ大会で、圧倒的な強さで金メダルを獲得した。グラフィックデザイナーとしての一面も持ち、数々のメディアへの露出や受賞歴を誇る。2020年東京パラリンピック全出場選手の中でも、最も注目を集める選手のひとりとなることは間違いない。


・元陸軍兵 3度の世界女王:メリッサ・ストックウェル   10月29日(日)夜10:00
バグダッドで爆弾により左脚を失った元アメリカ陸軍兵は、今やパラトライアスロンのアメリカ代表として世界選手権を3連覇した世界女王に。彼女の壮絶な人生と家族の物語。
 アメリカ/トライアスロン
 アメリカ・ミシガン州生まれ。幼少期は体操のオリンピック選手を夢見ていたが、大学卒業後にアメリカ陸軍に入隊。2004年、イラク戦争で派遣されたバグダッドで爆弾の爆発に遭い左脚を失う。退役後に水泳を始め、2008年に北京パラリンピックに出場、閉会式では旗手も務めた。同年トライアスロンに転向後、アスリートとしての才能が花開く。3度の国内女王、3度の世界女王、アイアンマン完走(3.86kmスイム/180.25kmバイク/42.2kmラン)など、そのキャリアは圧巻。妊娠・出産を経験し、パラリンピックから遠ざかっていたが、2016年リオ大会からトライアスロンが正式競技に採用されると、彼女は世界女王として8年ぶりにパラリンピックの舞台に舞い戻った。そして、リオパラリンピックで運命のトライアスロン初レースが行なわれたのは、彼女にとって忘れることのできない日、9月11日のことだった。

・格闘球技 最強軍団の“危険な重戦車”:ライリー・バット   11月5日(日)夜9:00
“最も激しいパラスポーツ”ともいわれるウィルチェアーラグビーでパラリンピック2連覇中のオーストラリア。パワー・スピード・戦術すべてで他を圧倒する危険な重戦車。
 オーストラリア/ウィルチェアーラグビー
 先天性の四肢欠損(両足がなく、両手は指が数本残った状態)で生まれる。11歳でウィルチェアーラグビーと出会いスポーツをする喜びに触れると、12歳で州代表、13歳でオーストラリア代表入り。2004年アテネパラリンピックに出場し同競技世界最年少パラリンピアンに。2008年北京で銀メダルを獲得すると、2012年ロンドンでは大会通算160ゴールを挙げ悲願の金メダルを獲得。2016年リオでも、カナダ・アメリカ・日本とのTOP4の熾烈な争いを制し連覇達成。“最も激しいパラスポーツ”“格闘球技”ともいわれるこの競技において、長きにわたり最強軍団を牽引してきた彼は、タックルの迫力だけでなく、スピード・戦術においてもそのパフォーマンスは群を抜き、誰もが認める世界最高プレーヤーのひとり。モットーは「Anything’s Possible(何だってできる)」。その神髄に迫る。

・3階級制覇の絶対女王:アマリア・ペレス   11月12日(日)夜9:00
下肢に障害のある選手によるベンチプレス、パワーリフティング。キャリア20年以上、昨年リオで43歳にして世界新記録で3度目の金メダルに輝いた、メキシコの絶対女王。
 メキシコ/パワーリフティング
 下肢に障害のある選手がベンチプレスを行なう競技、パワーリフティング。一瞬の試技に懸ける選手たちの集中力と力強さには息をのむ。競技歴20年以上を誇る彼女は今なお世界最強の絶対女王として君臨している。2000年シドニー大会でパラリンピックデビューを果たし銀メダル獲得。2004年アテネ大会も銀メダル。2006年世界選手権で世界女王の座に就くと、2008年北京大会では52kg級で世界新記録を打ち立て悲願の金メダル。その後もあらゆる世界大会を制し、パラリンピックでは2012年ロンドン大会60kg級、2016年リオ大会55kg級と、3階級制覇の金メダリストとなった。しかも、5度目のパラリンピックとなったリオ大会では、130kgを成功させ43歳にして世界記録を更新。2017年秋、今なお進化を続ける絶対女王は、コーチの夫、娘とともに母国メキシコで開催される世界選手権へと挑む。

・2連覇を果たした韓国の柔道王:チェ・グァングン   11月19日(日)夜9:00
柔道で国内トップレベルだったが練習中のけがにより左眼を失明。パラ柔道に転向しロンドン&リオでパラリンピック連覇。2020年東京で3連覇を目指す韓国の柔道王。
 韓国/柔道
 韓国・ソウルに生まれ。5年生のとき、母親の勧めで柔道を始める。高校生になると全国大会で入賞するほどの実力となっていたが、練習中に相手選手の指が左眼に刺さってしまい、網膜剥離を起こしてしまう。左眼は失明、右眼も視力0.1ほどで、医師からは「二度とスポーツはできない」と言われたが、再び畳の上へ戻った彼は、健常者柔道の大会で優勝を果たす。パラ柔道へ転向すると、アジア大会・世界選手権などあらゆる大会を制し、2012年ロンドンパラリンピックの100kg級決勝において、わずか45秒で一本勝ちを収め、パラリンピック金メダルを手にする。その後、ライバルの台頭などにより苦しい時期を過ごしたが、2016年リオ大会では、すべての試合で一本勝ちをやってのけ、悲願のパラリンピック連覇達成。「ただ、強い相手と勝負したいー」と語る韓国の柔道王は、2020年に東京の地で3連覇を目指す。

・悲願の金メダルを狙う世界王者 森井大輝   2018年2月放送予定
4度のパラリンピックで銀3枚と銅1枚。唯一手にしていない金メダルのためにすべてをささげてきたパラアルペンスキー日本のエースは、2018年3月、運命の平昌へ挑む。
 日本/アルペンスキー
 東京・あきる野市生まれ。4歳からスキーを始め、アルペンスキーやモーグルに夢中だったという。インターハイ出場を目指していた1997年、交通事故で脊髄を損傷し、車いす生活に。長野パラリンピックを病室のテレビで見たことがきっかけでチェアスキーを始める。2002年ソルトレイク大会でパラリンピックに初出場すると、2006年トリノ大会では大回転で銀メダルを獲得。2010年バンクーバー大会では滑降で銀メダル、スーパー大回転で銅メダルを獲得した。金メダルに期待の懸かった2014年ソチ大会では、スーパー大回転で銀メダルに終わる。3大会連続メダリストとなり、ワールドカップ年間総合優勝など数々の大会で栄冠を手にしながらも、森井に唯一足りないのがパラリンピックの金メダル。技術・フィジカル・メンタルなど、円熟を迎えた日本のエースは2018年3月、平昌で悲願の金メダルを狙う。

・ハワイ在住 義足スノーボード王者 エヴァン・ストロング   2018年2月放送予定
プロスケートボーダーを目指していた青年は、事故で左足を失っても、夢や希望までをも失うことはなかった。平昌で連覇を狙うハワイ在住のパラスノーボード金メダリスト。
 アメリカ/スノーボード
 アメリカ・サンフランシスコ生まれ。少年期は家族とともにハワイ・マウイ島で暮らし、サーフィンとスケートボードに明け暮れプロのスケートボーダーを目指していた。17歳のときに飲酒運転の車にひかれ、左足の切断を余儀なくされる。義足での生活となったが、スケートボードの再開を誓い、あらゆることに挑戦するようになる。2007年にアメリカ本土のスキーリゾートへ移ると、スノーボーダーとしての活動を本格化。翌年、初めてパラスノーボードの大会へ出場し優勝すると、ワールドカップなどの国際大会を次々と制する。パラリンピックにおけるスノーボードは正式競技ではなかったが、2014年ソチパラリンピックで初開催されると、念願のパラリンピックの舞台へ出場を果たし、初代金メダリストとなった。現在ハワイに居を構える義足スノーボーダーは、前回王者として、2018年3月の平昌パラリンピックに挑む。

・5度のパラリンピック女王ペア:H.ファルカショバ&N.シュブルトバ   2018年2月放送予定
目の見えるガイドスキーヤーの声を頼りに2人で滑る視覚障害のパラアルペンスキー。5枚の金メダルを獲得してきたスロバキアの最強ペアの、平昌パラリンピックへの軌跡。
 スロバキア/アルペンスキー
 スロバキア・ロジュニャヴァ生まれのヘンリエッタ・ファルカショバは、生まれつき視覚に障害があり、視界は常に濃い霧に包まれているという。網膜が弱く全盲になる恐れからスポーツを止められていたが、17歳の時にスキー教室でその才能を見初められ競技の世界へ。パラアルペンスキーは立位・座位・視覚障害の3つのカテゴリーがあり、視覚障害カテゴリーは音声によるサポートを行なうガイドスキーヤーが前方を滑り、ペアで出場する。2006年トリノ大会でパラリンピックに初出場するも失格だった彼女だが、2008年に現ガイドスキーヤーのナタリア・シュブルトバと出会うことで快進撃が始まる。2010年バンクーバー大会では金メダル3枚、銀メダル1枚を獲得、2014年ソチ大会でも金メダル2枚、銅メダル1枚を獲得した。深い絆と熟練のコンビネーションを武器とする5度のパラリンピック女王ペアは2018年3月、平昌へと向かう。

関連情報

ナビゲーター&ナレーター:西島秀俊
音楽:梁邦彦
フォトグラファー:新田桂一

<番組公式サイト>
wowow.bs/whoiam
<番組公式Twitter & Instagram>
@WOWOWParalympic #WhoIAm

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映像倫R指定(15歳未満鑑賞不可)