2017年に野村萬斎による新演出で上演され、第25回読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した傑作ステージの2021年版をお届け。
歴史上名高い源平の合戦。次第に平家の旗色は悪くなるばかり。兄の宗盛(河原崎國太郎)に代わり平家軍を指揮する平知盛(野村萬斎)は、一の谷の合戦で、源義経(成河)の奇襲を受け、海へ追い落とされる。以来、武将となって初めて自分に疑いを抱きながらも、知盛は舞姫・影身の内侍(若村麻由美)を和平のため京へ遣わそうとする。平家を支える四国の豪族・阿波民部重能(村田雄浩)は、三種の神器を盾に主戦論を唱え、知盛を立てて新しい日本国の存立を画策しようとする。知盛は平家滅亡を予感しながらも、後白河法皇の過酷な要求を拒絶し、徹底抗戦の道を選ぶのだった。一方、源義経は、兄・頼朝から目付け役として遣わされた梶原景時(吉見一豊)と対立しながらも、源氏方の先頭に立って慣れぬ海戦も乗り越え、ますます勢いづいていく。そして、ついに両軍は壇の浦の決戦の日を迎える。
収録日・収録場所
- 2021年3月/東京 世田谷パブリックシアター
出演
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野村萬斎
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成河
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河原崎國太郎
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吉見一豊
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村田雄浩
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若村麻由美
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他
スタッフ
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作木下順二
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演出野村萬斎
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音楽武満徹