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これぞ珠玉!世界のバレエ特集

2月6日(土)、7日(日)

これぞ珠玉!世界のバレエ特集

世界的バレエ団、パリ・オペラ座バレエ団と英国ロイヤル・バレエ団を特集。マクミランが振付として名を連ねるオレリー・デュポン引退作品「マノン」など3作品を一挙放送。

 ロシアのマリインスキーやボリショイと並び世界屈指のバレエ団に数えられるフランスのパリ・オペラ座バレエ団、英国ロイヤル・バレエ団。伝統ある演劇性の高いスタイルと、充実したレパートリーで、日本でも高い人気を誇る。
 昨年春、パリ・オペラ座を日本に連れてきた芸術監督、オレリー・デュポンの引退作「マノン」、金子扶生が急遽主役を務めて大喝采を浴びた「眠れる森の美女」、美しきプリンシパル平野亮一が出演する「トリプル・ビル」。

<ラインナップ>
・パリ・オペラ座バレエ団「マノン」オレリー・デュポン引退作品・振付マクミラン   2月6日(土)午前9:45
現在パリ・オペラ座バレエ団芸術監督を務めるオレリー・デュポンのバレエダンサー引退作品。ケネス・マクミラン振り付け。
 パリ・オペラ座で1998年から長年、エトワールとして活躍したオレリー・デュポンの引退公演。42歳で現役バレエダンサーから引退することになった彼女の最後の公演は、オペラや映画にもなったアべ・プレヴォーの長編小説「マノン・レスコー」を原作とし、芸術監督ケネス・マクミランによって創作・振り付けされたバレエ「マノン」。世界中の多くのバレエファンに愛され続けた麗しき踊り子デュポンが、美しく官能的ながら純粋な心を持った主人公マノンに扮する。ひとりの美少女マノンを取り巻く愛や裏切り、嫉妬が描かれており、破滅的な物語でありながらも、その劇的な展開と、細かな表情やしぐさ、ダイナミックな動きで観客を魅了。マノンと恋に落ち、駆け落ちする若き神学生役のアメリカン・バレエ・シアターのロベルト・ボッレを含む5人ものエトワールが出演し、デュポンの最後の舞台に花を添えた。

収録日:2015年5月
収録場所:フランス・パリ オペラ・ガルニエ
スタッフ・キャスト/
 振付:ケネス・マクミラン
 作曲:ジュール・マスネ
 指揮:マーティン・イエーツ
 出演:オレリー・デュポン(マノン)、ロベルト・ボッレ(デ・グリュー)、ステファン・ビュリョン(レスコー)、バンジャマン・ペッシュ(ムッシューGM)、アリス・ルナヴァン(レスコーの情婦)、カール・パケット(看守)、ヴィヴィアン・デクチュール(マダム)

・英国ロイヤル・バレエ団「眠れる森の美女」金子扶生   2月7日(日)午前9:45
金子扶生が急遽主役を務めて大成功を収めた伝説の古典バレエ。
 第2次世界大戦後の1946年、ダンスホールとなっていたコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスでバレエの上演が再開された。その時、マーゴ・フォンテインとロバート・ヘルプマンの主演により初めて上演された、英国ロイヤル・バレエ団にとって特別なバレエ「眠れる森の美女」。それ以来、英国ロイヤル・バレエ団は戦後の歴史を刻み、節目ごとに「眠れる森の美女」が上演されている。2019年11月に始まった「眠れる森の美女」公演は、2020年1月のローレン・カスバートソンのけがにより、急遽、リラの精に配役されていた金子扶生がオーロラ姫役を踊ることになった。
 金子は、オーロラ姫の16歳の誕生日の場面に現われると、華やかかつ明るい空気を醸し出す。求婚に現われた4人の王子たちを前にすると、愛らしくオーラをまといながらも奥ゆかしい姿を見せ、フェデリコ・ボネッリが扮する王子と踊る様子は甘美な趣を漂わせた。英国ロイヤル・バレエの代表作で日本人ダンサーが主役を務め、快挙と称された舞台をお見逃しなく!

収録日:2020年1月16日
収録場所:イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス
スタッフ・キャスト/
 振付:マリウス・プティパ
 追加振付:フレデリック・アシュトン
 追加振付:アンソニー・ダウエル
 追加振付:クリストファー・ウィールドン
 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
 出演:金子扶生(オーロラ姫)、フェデリコ・ボネッリ(フロリムント王子)、クリストファー・サウンダーズ(国王フロレスタン24世)、エリザベス・マクゴリアン(お妃)、クリステン・マクナリー(カラボス)、ジーナ・ストーム=ジェンセン(リラの精)、トーマス・ホワイトヘッド(カタラビュット)

・英国ロイヤル・バレエ団「トリプル・ビル」平野亮一+金子扶生   2月7日(日)午後0:15
華やかな英国ロイヤル・バレエの魅力を3本の作品に詰め込んだ、豪華なオムニバス。
 英国ロイヤル・バレエの歴史を語る上では欠かすことのできない珠玉の作品となり、初演から約50年を経てもなお色あせない作品をダンサーたちがきめ細かに、叙情豊かに踊り、演じる。
 ケネス・マクミラン振り付けによる「コンチェルト」は1966年にベルリン・ドイツ・オペラで初演され英国ロイヤル・バレエ団では翌年に上演。バーレッスンの様子を模したというパ・ド・ドゥがショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲2番」にのせられ、第2楽章では平野亮一がヤスミン・ナグディとともにしっとりとした世界を叙情性豊かに魅せている。
 「エニグマ・ヴァリエーション」は、英国を代表する作曲家エドワード・エルガーを主人公としたドラマ。当時まだ知名度が低かったエルガーが著名な指揮者からの電報を待つ間、妻や友人たちが彼を元気づけ励ますという心温まる物語を送る。
 ロシア・クラシックバレエの粋「ライモンダ 第三幕」は、貴族の姫君ライモンダと十字軍の騎士ジャン・ド・ブリエンヌの壮麗かつ華やかな結婚式が繰り広げられる。6つのヴァリエーションには金子扶生が登場。豪華絢爛なフィナーレに至るまで、まばゆく華やかな世界に存分に浸っていただきたい。

収録日:2019年5月11日
収録場所:イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス
スタッフ・キャスト/
【「コンチェルト」Concerto】
 振付:ケネス・マクミラン
 音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィチ
 出演:アナ=ローズ・オサリヴァン、ジェームズ・ヘイ、ヤスミン・ナグディ、平野亮一、マヤラ・マグリ
【「エニグマ・ヴァリエーション」Enigma Variations】
 振付:フレデリック・アシュトン
 音楽:エドワード・エルガー
 出演:ラウラ・モレーラ(キャロライン・エルガー夫人)、クリストファー・サウンダーズ(エドワード・エルガー)、フランチェスカ・ヘイワード(ドーラ・ペニー(ドラベラ))、マシュー・ボール(アーサー・トロイト・グリフィス)
【「ライモンダ 第三幕」Raymonda ActIII】
 振付:ルドルフ・ネレエフ
 原振付:マリウス・プティパ
 音楽:アレクサンドル・グラズノフ
 出演:ナタリア・オシポワ(ライモンダ)、ワディム・ムンタギロフ(ジャン・ド・ブリエンヌ)、金子扶生(第1ヴァリエーション)

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