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これぞドラマティック!英国ロイヤル・バレエ特集
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3月12日(木)、13日(金)、15日(日)
世界的バレエ団、英国ロイヤル・バレエ団を特集。平野亮一の出演作「マノン」、高田茜が出演する「ラ・バヤデール」、「ドン・キホーテ」を一挙放送する。
1931年に創設され、フランスのパリ・オペラ座、ロシアのマリインスキーやボリショイと並び世界屈指のバレエ団に数えられる英国ロイヤル・バレエ団。伝統ある演劇性の高いロイヤル・スタイルと、充実したレパートリーで、日本でも高い人気を誇る。かつてプリンシパルを務めた熊川哲也や吉田都ら、日本人の在籍者が多いことで知られている。現在は、2016年に日本人ダンサーとしてはおよそ20年ぶりにプリンシパルに昇格した平野亮一と高田茜が活躍している。今回、平野が出演した「マノン」、高田が出演した「ラ・バヤデール」、「ドン・キホーテ」の3作を続けてお届けする。
関連情報
・英国ロイヤル・バレエ団「ラプソディ&二羽の鳩」 3月12日(木)午後1:00
・英国ロイヤル・バレエ団「バーンスタイン・センテナリー」 3月12日(木)午後2:50
・英国ロイヤル・バレエ団「不思議の国のアリス」 3月12日(木)午後4:40
・英国ロイヤル・バレエ団「エリザベス」 3月13日(金)午後1:00
・英国ロイヤル・バレエ団「白鳥の湖」 3月13日(金)午後2:35
・バレエ☆プルミエール #21 3月15日(日)午後1:45
・英国ロイヤル・バレエ団「マクミランのマノン」サラ・ラム×ムンタギロフ×平野亮一 3月15日(日)午後2:15
英国を代表する振付家K・マクミランによる荘厳な悲劇。自分が何者か分からない美しいマノンを中心に、愛と欲望が渦巻く現世にあって恋の崇高な世界が描かれる。
オペラや映画にもなったアベ・プレヴォーの長編小説「マノン・レスコー」を原作とし、初演の1974年当時のロイヤル・バレエ団芸術監督K・マクミランによって創作・振り付けされたロイヤル・バレエ「マノン」。美少女マノンを取り巻く愛や裏切り、嫉妬を描いており、破滅的な物語でありながらも、その劇的な展開とアクロバティックな振り付けが観客を魅了する。音楽は、オペラ「マノン」も手掛けたJ・マスネによるさまざまな楽曲から構成され、指揮のM・イェーツの再編曲によって洗練された統一感が醸し出されている。S・ラムとV・ムンタギロフのコンビによる第3幕の感動的なパ・ド・ドゥや、平野亮一の第2幕・娼館で魅せる酔っ払いの演技にも注目だ。
収録日:2018年4月26日、5月3日
収録場所:イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス
音楽:ジュール・マスネ
振付:ケネス・マクミラン
指揮:マーティン・イェーツ
出演:サラ・ラム(マノン)、ワディム・ムンタギロフ(デ・グリュー)、平野亮一(レスコー)、ギャリー・エイヴィス(G.M.)、イツァール・メンディザバル(レスコーの愛人)
・英国ロイヤル・バレエ団「ラ・バヤデール」ヌニェス×ムンタギロフ×オシポワ 3月15日(日)午後4:30
ロイヤルの総力を結集したエキゾチックな古典バレエ。古代のインドを舞台に戦士と舞姫との秘めた恋を描く。プリンシパルの高田茜やアクリ瑠嘉、金子扶生ら日本勢も大活躍。
M・ヌニェス、N・オシポワという、人気実力ともに世界トップクラスのスターが直接対峙し、そこにV・ムンタギロフが絡むという豪華なキャスティングで、イギリス・ガーディアン紙の2018年ダンス公演トップ10において第2位に選出された話題の公演。古代インドの異国情緒あふれる世界を舞台にした愛憎劇。戦士ソロルが舞姫ニキアを裏切ってしまい、自責の念にさいなまれて幻想を見る「影の王国」のシーンでの、大勢のダンサーが白い衣装をまとい一糸乱れず踊る「バレエ・ブラン」は圧巻。さらにアクリ瑠嘉、金子扶生、崔由姫、高田茜という、多くの日本出身ダンサーにも注目したい。
収録日:2018年11月8日、13日
収録場所:イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス
振付:ナタリア・マカロア(マリウス・プティパの振付に基づく)
指揮:ボリス・グルージン
出演:マリアネラ・ヌニェス(ニキア)、ワディム・ムンタギロフ(ソロル)、ナタリア・オシポワ(ガムザッティ)
・英国ロイヤル・バレエ団「ドン・キホーテ」高田茜×アレクサンダー・キャンベル 3月15日(日)夜6:45
2016年に26歳という異例の若さで最高位プリンシパルに就任した高田茜が主役キトリを踊る。いきいきとしたリアルな演劇的表現を得意とするバレエ団を代表する名作。
スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの同名小説のエピソードを原作に、登場人物たちがステージを所狭しと駆け回り、コミカルなやりとりやスピーディーな場面展開で魅せる娯楽作品。舞台上でダンサーたちはにぎやかな掛け声を上げて踊り、スペイン・バルセロナの街角の雰囲気を演出。第2幕で魅せるロマンティックなパ・ド・ドゥや、舞台上にミュージシャンが登場するなど活気にあふれたステージだ。ヒロインのキトリを演じるのはプリンシパルの高田茜。本作での32回転のグラン・フェッテやカスタネットを持ってのソロは大きな見どころ。さらにキトリの恋人バジル役のA・キャンベルが、陽気で魅力的なキャラクターをコミカルかつ華麗な演技で魅せる。
収録日:2019年2月16日、19日
収録場所:イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス
指揮:マーティン・イェーツ
振付:カルロス・アコスタ(マリウス・プティパの振付に基づく)
出演:高田茜(キトリ)、アレクサンダー・キャンベル(バジル)