草刈民代がバレエ引退後10年ぶりに手掛ける企画・プロデュース作品。スリリングな男と女の心理劇を草刈民代と高嶋政宏の二人芝居で描く。
「死と乙女」「谷間の女たち」などで知られる劇作家アリエル・ドーフマンの原作を、草刈民代の夫であり映画監督の周防正行が脚色。アーツ・カウンシル・ロンドンの総監督や、英国王立演劇アカデミーの校長などを務めてきたニコラス・バーターが演出を担当する。本作品は今回が日本初演。草刈民代が企画から2年の歳月をかけ上演を実現した舞台作品を放送。【ストーリー】
簡素な白い部屋。尋問なのか、カウンセリングなのか。白衣の男が女に問い掛ける。女は家族のこと、子ども時代のこと、そこで何があったのかを話し始めた。皮肉とユーモア。その駆け引きからやがて女の本音が浮かび上がる。
同じようにしか見えない白い部屋。白衣の女が入ってくると男に問い掛ける。男と女の立場が入れ替わった。男はすべてを剥ぎ取られるように追い詰められる。
男と女は立場を入れ替えながら、二重のらせん階段を上る。衝撃のラストに向かって――。
収録日・収録場所
- 2019年10月10日/東京 東京芸術劇場 シアターウエスト
出演
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草刈民代
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高嶋政宏
スタッフ
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原作アリエル・ドーフマン
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演出ニコラス・バーター
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脚色周防正行