モンテカルロ・バレエ団が古典の名作「眠れる森の美女」をモダンにアレンジ。美しいダンスと斬新な衣装や美術に酔いしれる。
現代バレエを代表する世界的振付家ジャン=クリストフ・マイヨーが率いるモンテカルロ・バレエ団の最高傑作を放送。チャイコフスキーの名作バレエ「眠れる森の美女」を現代風にアレンジし、王子の母親である王妃が、実は“人食い鬼”だったという斬新な設定を織り込み、人間の性や暴力、悩みや葛藤を官能的かつ幻想的に描き出す。スタイリッシュな衣装や装置などで華麗に演出。特に第2幕で成長したベルが登場するシーンは注目。【ストーリー】
ひとりの若者(セミョーン・チュージン)が「眠れる森の美女」を読んでいると、リラの精(小池ミモザ)の導きでいつの間にか童話の世界へと入り込む。若者は王子となっており、そこは母であり人食い鬼の王妃(ステファン・ボルゴン)が支配する暗黒の世界だった。王子はリラの精とともにベル(オルガ・スミルノワ)に出会うため旅を始める。
明るい世界の王宮では、王(アルヴァロ・プリート)と王妃(マリアンナ・バラバス)がリラの精の祝福により子どもを授かりベルと名付ける。ところが、悪の妖精カラボスになった人食い鬼の王妃によって、ベルは「16歳の誕生日に死ぬ」という呪いをかけられる。それに対しリラの精は「ベルは100年の眠りに就くが命を落とすことはない」と宣言。そして16歳になったベルは、カラボスの扇動によって7人の他国の王子たちに襲われ、そのショックで100年の眠りに就いてしまう。
演目
- ラ・ベル
収録日・収録場所
- 2016年12月/モナコ グリマルディ・フォーラム
出演
役名 | 役者名 |
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ラ・ベル | オルガ・スミルノワ(ボリショイ・バレエ) |
王子 | セミョーン・チュージン(ボリショイ・バレエ) |
王妃(王子の母)/カラボス | ステファン・ボルゴン |
王(王子の父) | クリスチャン・ツォルザンスキ |
リラの精 | 小池ミモザ |
王妃(ベルの母) | マリアンナ・バラバス |
王(ベルの父) | アルヴァロ・プリート |
スタッフ
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音楽ピョートル・チャイコフスキー
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振付ジャン=クリストフ・マイヨー