テニス史上最もドラマチックな試合と称される2008年のウィンブルドンテニス決勝。フェデラーとナダルによる名勝負に焦点を当てたドキュメンタリー。
およそ15年もの間、プロテニス界をトップとして引っ張ってきたロジャー・フェデラーとラファエル・ナダル。世界ランキングの1位と2位を独占した期間は最長、歴代グランドスラム優勝回数も1位、2位と、ファンの心をくすぐるライバル関係の2人。2004年の初対決以来、数々の熱戦を繰り広げてきた2人だが、史上最高の名勝負と語り継がれるのは2008年ウィンブルドンテニスの決勝だった。ウィンブルドンテニス5連覇を記録していた“芝の王者”フェデラーに対し、挑戦者ナダルが死闘を制して初のチャンピオンに輝いた。決勝での試合時間は4時間48分と当時の大会史上最長、ゲーム数も62ゲームと当時最多を記録し、世界中のファンの目頭を熱くさせた激闘だった。番組では、この世紀の一戦を振り返りつつ、今なおトップを走り続けるフェデラーとナダルのライバル関係を紐解く。(2018年)