350年という世界最古の歴史と伝統を誇るフランスのパリ・オペラ座バレエ団の2018年の公演。4人の才能あふれる振付家が織り成す、コンテンポラリーダンスの「今」。
世界3大バレエ団の一角を占めるといわれるパリ・オペラ座バレエ団。350年近い歴史を持つこのバレエ団が、2018年5月29日から6月8日までオペラ・ガルニエで現代の振付家4人による作品をラインナップした公演を行なった。この公演の模様をお届けする。最高の振付家たちによるパリ・オペラ座バレエ団のエトワールの美技に酔いしれたい。1本目のジェームス・ティエレの「フロロン」は、金色に光る衣装をまとったダンサーたちの、観客たちの目の前の床をはい回るダンスからスタート。題名の“フロロン”とはフランス語で「すれすれで通ろう」という意味で、観客の目前で迫力のダンスを披露する。続いての「ザ・アート・オブ・ナット・ルッキング・バック」は、9人の女性ダンサーが激しい動きを展開。日本出身のバレエダンサー、オニール八菜も出演しており、エネルギッシュなダンスを見せる。
イヴァン・ペレーズの「ザ・メイル・ダンサー」では、女性の衣装をまとった男性ダンサーたちが優雅な動きを見せる。半透明の下着が透けて見える衣装でエロティックな雰囲気を演出。最後のクリスタル・パイトの「ザ・シーズンズ・カノン」は、ヴィヴァルディの旋律が流れる中、ダンサーたちの熱気を帯びた動きが披露される。強烈な個性を見せるフランソワ・アリュのソロのダンスは見どころの一つだ。
演目
- フロロン、ザ・アート・オブ・ナット・ルッキング・バック、ザ・メイル・ダンサー、ザ・シーズンズ・カノン
収録日・収録場所
- 2018年5月/フランス・パリ オペラ・ガルニエ
【フロロン】
出演
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声シャーロット・ランプリング
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出演アマンディーヌ・アルビッソン
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出演ヴァランティーヌ・コラサンテ
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出演エヴ・グリンツテイン
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出演他
スタッフ
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振付ジェームス・ティエレ
【ザ・アート・オブ・ナット・ルッキング・バック】
出演
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オニール八菜
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ミュリエル・ジュスペルギ
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他
スタッフ
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振付ホフェッシュ・シェクター
【ザ・メイル・ダンサー】
出演
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ステファン・ビュリオン
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フランソワ・アリュ
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ヴァンサン・シャイエ
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他
スタッフ
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振付イヴァン・ペレーズ
【ザ・シーズンズ・カノン】
出演
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ローラ・エケ
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リュドミラ・パリエロ
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アリス・ルナヴァン
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エヴ・グリンツテイン
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フランソワ・アリュ
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他
スタッフ
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振付クリスタル・パイト