メトロポリタン歌劇場が現在地に移るするまでの壮大なドラマを追ったドキュメント。秘蔵映像満載で贈る一大プロジェクトの裏側をドナルド・キーンのインタビュー付きで。
メトロポリタン歌劇場(MET)が、ブロードウェイから『ウエスト・サイド物語』の舞台でもあった現在地へ移り、1966年の“こけら落とし”に至るまでを追ったドキュメタリー映画の傑作。旧劇場の最後の舞台やこけら落とし公演に向けてのドタバタ、そして1950〜60年代のニューヨークの文化を形作った各界の著名人の姿を通して、この時代に起こったニューヨークの街の変化も描き出す。メトロポリタン歌劇場が現在の場所に移転するまでには紆余曲折があった。旧劇場は壮麗な内装ながら、ステージがよく見えない席が718席に上ることに加え、稽古場の粗末さ、舞台裏の狭さなど、かねてより問題が指摘されていた。MET総裁のルドルフ・ビングも「移転は不可欠」と語るが、計画は何度も頓挫した。しかし、ニューヨーク市の都市計画の思惑も絡み事態は進展する。新天地に決定したのは、ミュージカル「ウエスト・サイド物語」の舞台となったスラム街。巨大なブルドーザーが建物を壊し、住人たちを移転させた。METの建物のデザインも資金面から建築家ウォレス・ハリソンの構想が縮小を余儀なくされるなど迷走が続く。そんな中、1966年9月16日に開催されるMETのこけら落としの準備は進められていた。ソプラノ歌手レオンティン・プライスは、主演の打診を受けてから「天使のように節制して毎日を送った」と当時を振り返る。
出演
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出演レオンティン・プライス
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出演フランコ・ゼフィレッリ
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出演レナード・バーンスタイン
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出演ルドルフ・ビング
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コメントドナルド・キーン
スタッフ
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監督スーザン・フロムキー