“東京の笑い”を継承すべく“軽演劇”にこだわって活動する、三宅裕司率いる熱海五郎一座の新橋演舞場シリーズ第4弾。藤原紀香をゲストに迎えた。
熱海五郎一座は、伊東四朗を座長として2004年に旗揚げされた「伊東四朗一座」を起源とする劇団。伊東が公演に参加できず、三宅裕司が座長を務める際に使用されるその名には“伊東”より少し東京寄りの“熱海”、“四朗”ではなく“五郎”とのしゃれが込められている。熱海五郎一座としては2006年に旗揚げ。2014年以降、毎年日本の芝居の“殿堂”新橋演舞場で公演を行ない、今回で4作目となる。【ストーリー】
夫婦デュオとして活動していた安藤京香(藤原紀香)と原中イクラ(小倉久寛)。だがある日、原中が痴漢の容疑で逮捕されてしまう。冤罪を訴える原中だが、腕利きの検察官・木曽賢治(東貴博)が立ちはだかり裁判は圧倒的に不利な状況。それでも原中の担当弁護士・橋上通(三宅裕司)は無罪を勝ち取ろうと躍起になっていた。
そんな中、京香の元夫で医者の藪診誤(渡辺正行)は京香のことを諦めきれず復縁を迫る。実は京香は今、橋上が勤める弁護士事務所の代表・黒伊賀護(ラサール石井)と交際していた。藪は、黒伊賀の担当医という立場を利用し、黒伊賀の余命が短いことを宣告。なんとか2人を別れさせ、全財産を京香に残すような遺書を書かせようとする。だが、そこに黒伊賀に絶縁された息子で僧侶になった六法禅宗(春風亭昇太)が突如出現。そして、六法が相続人として名乗りを上げたことから、激しい遺産相続争いが繰り広げられることになる。
収録日・収録場所
- 2017年6月16日/東京 新橋演舞場
出演
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渡辺正行
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ラサール石井
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小倉久寛
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春風亭昇太
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東貴博
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劇団スーパー・エキセントリック・シアター
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藤原紀香
スタッフ
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出演・構成・演出三宅裕司