内村光良の6年ぶりの書き下ろし作品。内村に加え、池田鉄洋、長谷川朝晴ら多彩な面々と織り成す「3人の冴えない中年の役者と、彼らを取り巻く人々の物語」。
熊本生まれの内村光良が東京で暮らす地方出身者の日常を描いた喜劇「ハンブン東京」を作・演出・出演したのは2007年。それから10年が経ち内村の東京生活が人生の3分の2近くを占めるようになったことから「東京2/3」というタイトルは付けられた。内村が“ほぼほぼコント”と語る本作は、3人の冴えない役者とそれを取り巻く人々を描いた物語で、彼が手掛ける作品としては初の業界モノ。【ストーリー】
中年俳優のケン(内村光良)、ノボル(長谷川朝晴)、ムサシ(池田鉄洋)は飲み仲間で、仕事や家族の悩みを語り合う仲。ケンは連続ドラマに出演中で、こだわり派の監督・鬼林彦二郎(池田・2役)の演出に苦慮しながらも仕事は順調。だが、浮気を疑われ妻子と別居中だ。ノボルは人気舞台俳優で家庭も円満。だが、今稽古中の作品で演出家・南海司馬懿(なんかいしばい/内村・2役)の気分次第で変わる台本に振り回されていた。一方、独身のムサシはここ2カ月仕事が無い。
ある日、ムサシに“朝ドラ”の出演依頼が届く。ようやく演技の勘を取り戻したころ、ムサシは演出家の東大守(長谷川・2役)に台本13ページ分の長セリフを1カットで撮るという大役を任される。その収録日は、ケンが、バンド合戦のシーン撮影でドラム演奏、ノボルは上演初日で300人を相手に殺陣を披露する日だった。果たして3人は試練を乗り切れるのか。運命の時は刻々と迫る。
収録日・収録場所
- 2017年5月13日/東京 サンシャイン劇場
出演
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内村光良
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長谷川朝晴
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浦まゆ
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森レイ子
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八重樫琴美
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真凛
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原慎一
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池田鉄洋
スタッフ
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作内村光良
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演出飯山直樹