ドキュメンタリー
ノンフィクションW 満州映画70年目の真実 〜幻のフィルム「私の鶯」と映画人の情熱〜

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ノンフィクションW 満州映画70年目の真実

太平洋戦争中に満州で製作され、戦後喪失したと思われていた映画『私の鶯』。戦争を生き抜いた映画編集者の証言から、大戦下の映画人たちの情熱に迫る。

1943年、太平洋戦争突入後の満州映画協会撮影所で製作され“奇跡の傑作”と称される映画がある。タイトルは『私の鶯』。李香蘭主演のこの映画は、本格的オーケストレーションで紡がれるミュージカル作品で、現在の金額に換算して約8億円の製作費だったと言われている。
戦後69年の今、このドキュメンタリーは証言されることが少なかった満州映画協会とは何だったのかを作品をとりまく証言や取材で発見された当時の写真などを通して掘り下げる。

ノンフィクションW 満州映画70年目の真実

太平洋戦争中に満州で製作され、戦後喪失したと思われていた映画『私の鶯』。戦争を生き抜いた映画編集者の証言から、大戦下の映画人たちの情熱に迫る。

1984年、大阪で一本の古いフィルムが発見された。1943年に満州映画撮影所で製作され、太平洋戦争下の作品としてクオリティ、規模ともに“奇跡”と言われた伝説の映画『私の鶯(うぐいす)』だった。主演は満州映画を牽引したスター、李香蘭。作品は日本、満州の共同製作で“ミュージカル映画”だ。
戦況が激しさを増す中、現在の貨幣価値として約8億円とも言われる製作費を投じる作品が作られた背景には、平和と芸術を心から望む映画人たちの情熱があった。
番組は、当時の満州映画協会で編集者として仕事をしていた岸富美子さん(94歳)の証言を取材。戦後語られることの少ない撮影所での製作風景や、日本から渡った映画人たちの想いを掘り下げる。
戦後69年。映画を通して終戦を紡ぐドキュメンタリーである。
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