ドキュメンタリー
ノンフィクションW 八十歳の漂流俳優 ヨシ笈田 三島が託した日本

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ノンフィクションW 八十歳の漂流俳優 ヨシ笈田

三島由紀夫に託された「日本の魂」、ヨーロッパを中心に、40年以上の漂流俳優生活を続けてきたヨシ笈田が、2014年、初めて日本の「大衆演劇」の世界に飛び込む。 

ヨシ笈田は、人生の目標は社会的成功を目指すのではなく、客観的な視線を持ち多様で自由な交流を求めることだと言う。そんな彼が、2014年に長年憧れていた日本の“大衆演劇”の一座で役者デビューを果たすことになった。ヨーロッパで活躍してきた笈田が見た「日本」の姿とは?日本を離れる際に、作家・三島由紀夫から託された言葉とは?貴重な資料を初公開する。

ノンフィクションW 八十歳の漂流俳優 ヨシ笈田

三島由紀夫に託された「日本の魂」、ヨーロッパを中心に、40年以上の漂流俳優生活を続けてきたヨシ笈田が、2014年、初めて日本の「大衆演劇」の世界に飛び込む。 

80歳を越えてなお、現役として国際的に活躍しているヨシ笈田(おいだ)。パリを中心に60年近い演劇生活を送り“漂流俳優”と呼ばれている。2013年春には、映画監督・北野武、歌舞伎俳優・坂東玉三郎も受賞したフランスの最高文化勲章コマンドゥールを受賞した。
文学座、劇団四季を経て35歳、1968年から海外で放浪を始めた笈田。俳優業に加え演劇・オペラの演出家としても活動し、世界17カ国で出版された著書「俳優漂流」は若手俳優の必読書だ。さまざまな出会いが演劇・人生観の源となったという笈田が大きな刺激を受けたのが、作家・三島由紀夫。日本を離れる際に渡された「大海に飛び出す自分の進むべき道を示してくれた」という三島の手紙が初公開される。半世紀にもなる漂流俳優生活でつかんだ“死生観”や“日本への想い”、笈田のなかに培われた人生哲学が自然ににじみでてくる。2014年1月には、そんな漂流生活以前の、笈田の幼少期からの夢であった日本の大衆演劇劇団に初めて参加を果たす。傘寿を迎えても、その漂流ぶりにはますます磨きがかかり、このうえなく新鮮な表現者がいま・ここに呼吸している。親しまれつつ尊敬をうける八十歳の漂流俳優の現在をカメラは追う。(2014年)

出演

  • 出演
    ヨシ笈田
  • ナレーション
    柳楽優弥
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