ドキュメンタリー
ノンフィクションW 映画タイトルデザイナー・赤松陽構造 文字に込めた“自由”

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ノンフィクションW 映画タイトルデザイナー・赤松陽構造

『うなぎ』「八重の桜」など40年以上にわたり約400作品のタイトルデザインを手がけてきた赤松陽構造。フイルムとデジタルのはざまで揺れる今「文字の力」が見直される

映画の健全な発展を目的に労と成果をたたえ、さまざまな分野に賞が与えられるアカデミー賞。だが、なぜかその対象から“タイトルデザイン”は除外されている。タイトルデザイナーという専門職があり、ポジションが確立されているように思えるが、ほんの1分足らずのタイトルバックは重要視されていないのだろうか?映画に不要なものなのか?
日本の同分野の第一人者である赤松陽構造の仕事に密着し、タイトルデザインの魅力を通じて「文字の力」を浮き彫りにする。

ノンフィクションW 映画タイトルデザイナー・赤松陽構造

『うなぎ』「八重の桜」など40年以上にわたり約400作品のタイトルデザインを手がけてきた赤松陽構造。フイルムとデジタルのはざまで揺れる今「文字の力」が見直される

タイトルデザイナーの赤松陽構造(あかまつひこぞう)は、映画『HANA−BI』(’97)といった北野武監督作品や、『うなぎ』(’97)、『テルマエ・ロマエ』(’12)、NHK大河ドラマ「八重の桜」など40年以上で400作品以上のデザインを手掛けてきた。毎日映画コンクール特別賞や文化庁映画賞を受賞するなど輝かしい経歴を誇る。番組では2014年公開準備中の映画のタイトルデザインを手掛ける彼に密着する。
映画のクランクインから現場を訪れたり、監督との対話を重ねる赤松。与えられた文字をどのように“赤松流”に具体化していき、デザインを考えていくのか?時にはCGを使うが、手書きにこだわる赤松は、アナログの良さと最先端の技術をうまく調和させることが理想だという。彼がタイトルデザインに込めた想いや仕事の流儀、さらには日本映画が抱える問題や現状にも迫っていく。(2014年)
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