なでしこJAPANのエースとして、輝かしい実績を残してきた大野忍。2013年1月にフランスリーグ1部のオリンピック・リヨンという強豪クラブに移籍した彼女に密着。
2011年のFIFA女子ワールドカップ優勝、2012年のロンドン五輪の女子サッカーで銀メダルを獲得するなど世界を舞台に結果を残している、なでしこJAPAN。その中心選手としてピッチに立ち続けてきた大野忍が、2013年1月にフランスリーグ1部のオリンピック・リヨンに移籍した。女子サッカー強豪国の代表選手がそろう“世界最強”と呼ばれるリヨンには、大野が見据える女子サッカーの未来があったという。「日本の女子サッカーをブームで終わらせたくない」と願う大野が、29歳を迎え海外移籍を決意した真意と、新天地での葛藤、そして自身のキャリアのみならず女子サッカー全体に対して抱く将来のビジョンとは?世界トッププレイヤーとしての生き様と、夢に向かって成長する姿に迫る。さらに選手へのインタビューやクラブの選手育成の考え方などを通して、進化するフランス女子サッカーの環境と女子プロサッカーの現状をひもとく。