2011年3月11日の震災を機に、再始動したハイスタンダード。そのアイコン的存在・横山健に密着し、パンクロックを通して日本に勇気を送る姿を追う。
カメラは横山健に密着する。世間は彼を「ハイスタの横山」と呼ぶが、自らは「ソロバンド、Ken Yokoyamaの横山だ」と言う。活動休止以来、常に葛藤があったというハイスタンダードの存在…。だが、震災で全てが変わった。“日本を元気にするため”ハイスタの復活を決意。横山自身は震災直後から被災地のライブハウスを回り、無料ライブをし続けてきた。横山のライブは常にソールドアウト。カリスマ的な人気の理由のひとつが、そのウソのない発言だ。「言いたいことを発信せずに何がパンクだ!」。ライブでは平然と原発問題を語り、震災で生まれた感情はストレートに歌にした。その正直な言葉が多くの人間の心をつかむ。2012年9月、ハイスタンダードは被災地に5万人を集め、復興ライブを成功させた。圧巻のステージ!横山はカメラの前でも飾ることはない。テレビでは初めてハイスタへの偽らざる想いを語る。