ボリショイ劇場バレエ団、外国人唯一の第1ソリストに登り詰めた岩田守弘が2012年に引退。その最後の日々、そしてスタートを切った新たな挑戦に密着。
名門ボリショイ劇場バレエ団で活躍した、ダンサー岩田守弘の引退前の日々に密着する。フランスから伝わったバレエが独自の進化を遂げ、今では世界最高峰を誇るロシアのバレエ。その中心にあるのが、モスクワ・ボリショイ劇場のバレエ団だ。1970年に生まれ、9歳でバレエを初めた岩田は、ロシアバレエに憧れ、モスクワに移住。1993年にはモスクワ国際バレエ・コンクールで金賞を受賞する。外国人は採用しないという名門ボリショイ劇場バレエ団に粘りに粘って入団するも、身長166cmの岩田にはなかなか役が付かなかった。しかし、「猿」役の好演をきっかけにその才能と努力は評価され、やがてキャラクターダンサーとして地位を確立。第一ソリストにまで登り詰めていく。2012年6月、「白鳥の湖」で引退公演を迎えた岩田。退団前の慌ただしい日々の中、岩田の胸にはこれまで推し進めてきたある計画があった…。
出演
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岩田守弘