ドキュメンタリー
ノンフィクションW 石巻・上映奮闘記 “あの日”が変えた映画と心

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ノンフィクションW 石巻・上映奮闘記

宮城・石巻が舞台となった映画『エクレール・お菓子放浪記』。東日本大震災の発生で当地での上映が困難になる中、「石巻での上映」にこだわった地元住民の思いに迫る。

戦時中の日本を舞台に、命の尊さ、平和への想いを描いた映画『エクレール・お菓子放浪記』は、東日本大震災で被災地となった石巻で主な撮影が行なわれた。一般公開の前に震災が起き、この作品は、震災前の石巻の景色や人々の姿を収めた特別な作品になった。製作関係者たちは、石巻での作品上映を目指し、被災地の人々それぞれの思いに向き合っていく。彼らの奮闘を通して、映画が人の心を変え、“心の復興”のスタートになれるのかを探る。

ノンフィクションW 石巻・上映奮闘記

宮城・石巻が舞台となった映画『エクレール・お菓子放浪記』。東日本大震災の発生で当地での上映が困難になる中、「石巻での上映」にこだわった地元住民の思いに迫る。

宮城県石巻市がメインロケ地となった映画『エクレール・お菓子放浪記』。570人の市民エキストラが参加し、石巻の美しい風景が映し出された作品は、2011年3月10日、東京で完成披露試写会が行なわれ、大盛況で迎えられた。しかし、その翌日。海が“すべて”を奪い去る。プロデューサーの鳥居明夫は、3月11日を境に、全国上映すらままならなくなった作品を背負うことになった。
各地での上映会の実現に奮闘する鳥居のもとに、映画にエキストラとして参加した石巻の女性から、避難所で上映してほしいという電話が入る。しかし、石巻での上映を探りはじめた鳥居は、さまざまな問題に直面する。“避難所での上映は可能なのか”“無料上映にするべきなのか”“そもそも石巻の人たちは上映を望んでいるのか”…。石巻の人々に会い、話し合いを重ねた鳥居らがたどりついた結論とは…?
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