ドキュメンタリー
ノンフィクションW アカデミー賞に嫌われた男 〜ヒッチコックはなぜ獲れなかったのか〜

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ノンフィクションW アカデミー賞に嫌われた男

生涯一度もアカデミー賞監督賞を受賞することがなかったアルフレッド・ヒッチコック。彼をアカデミーに近付け、また遠ざけた男がいた。知られざる謎に迫る。

『サイコ』『裏窓』『めまい』など数多くの傑作を残し、映画の歴史に偉大な足跡を残した巨匠アルフレッド・ヒッチコック。しかし、その輝かしいキャリアの中で、アカデミー賞監督賞を受賞することはなかった。ヒッチコックはなぜアカデミー賞を獲れなかったのか。その背景に見えてくるのは、ヒッチコックをハリウッドに招き、共に歩み、やがて決別した大物プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックの存在。ヒッチコックはセルズニックの下、徹底したプロデューサーシステムによる映画製作に巻き込まれていくことになる…。
映画史にその名を刻む巨匠たちの、駆け出し時代の知られざる苦悩と葛藤のドラマをドキュメントする。

生涯一度もアカデミー賞監督賞を受賞することがなかったアルフレッド・ヒッチコック。彼をアカデミーに近付け、また遠ざけた男がいた。知られざる謎に迫る。

アルフレッド・ヒッチコック監督のキャリアをたどり、アカデミー賞監督賞を獲れなかった理由を解き明かす。1939年、イギリスで活躍していたヒッチコック監督は、プロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックに招かれハリウッドに進出する。演出や編集に徹底的に口を出すセルズニックのやり方に折り合いをつけながら完成させた『レベッカ』は1940年アカデミー賞作品賞を受賞。しかし、ヒッチコック色は薄い作品だった。
2人でせめぎあいながら創作した時期を経て、ヒッチコックはセルズニックと決別。『サイコ』など、革新的な手法を使ったサスペンス作品を次々に生み、“ヒッチコックスタイル”を確立していく。だが、高い作家性を持ちながらも誰もが喜ぶ娯楽作品を目指すことは、彼をアカデミー賞から遠ざけていった。一方、セルズニックはハリウッドを去り、新たな制作場所を求めイギリスに渡る。2人の映画人がたどりついた思いとは…。
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