波と、波を愛する人々を40年撮り続けてきた世界的写真家・佐藤傳次郎の視点から描く震災1周年企画。佐藤が、自身の作品を通じて被災地の人々との魂の交流を試みる。
ドキュメンタリー
ノンフィクションW サーフィン写真家 佐藤傳次郎
〜そこに海があるかぎり〜
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波と、波を愛する人々を40年撮り続けてきた世界的写真家・佐藤傳次郎の視点から描く震災1周年企画。佐藤が、自身の作品を通じて被災地の人々との魂の交流を試みる。
東北の太平洋岸で、海を愛し、海と共に生きてきた人々。東日本大震災による津波の被害は、彼らから大切なものを奪い去り、過酷な現実を突きつけた。震災前の2010年夏、彼らの元を訪れていたハワイ在住の写真家・佐藤傳次郎。そのとき、大自然の偉大さを語り合い、海を通して人々と触れ合った佐藤は、震災後、再び東北を訪ねる。人々に再会した佐藤が見たもの、感じたこととは…?
被災した海を愛する人々の姿を通して、人間にとって自然とはなにかを考える。
<番組解説>
全身全霊で波と対峙し撮影する作品の数々で、世界的に有名な“サーフィン写真家”佐藤傳次郎。近年は、音楽仲間たちと日本各地を巡り、ライブによる作品上映会を行い、海の神秘と美しさを伝え続けてきた。2010年夏には東北各地を訪れていた佐藤は、そこで出会った仲間たちが東日本大震災で被災したことを知り、2011年秋、ハワイから再び日本にやってくる。
移動手段は上映用機材を積んだ車1台。佐藤は、福島から避難したサーファー仲間が待つ宮崎へと向かう。そして、東北の被災地へ。宮城の七ヶ浜で開催されたCandle JUNEとの復興イベントを皮切りに、避難所となっていたお寺や温泉宿などでライブ上映会を開催。気仙沼、石巻、仙台新港と全行程4000キロに及ぶ旅を続けていく。
変わり果てた東北の風景。しかし、過酷な状況の中で逞しく生き続ける被災地の仲間たちの姿に、海へ人生のすべてを捧げた男佐藤は何を感じ、何を伝えるのか。