ドキュメント

11月の「MUSIC LTD.」Documentパートに登場するのは、11月3日にニュー・シングル「SPIRIT OF PROGRESS E.P.」をリリースし、更には12月8日にニューアルバム「MIXTURE」をリリースするDragon Ash。
番組では、今回のニューアルバム「MIXTURE」についてメンバーが語ってくれた。

ニューアルバム「MIXTURE」について

今回のアルバムはどのような思いで作られましたか?

Kj:前作よりも“闘う”イメージになっています。
更に、アルバムのタイトル通りミクスチャーの面白さを、改めて今、表現していきたいと思っていますね。

今回のアルバムでこだわったことはありますか?

BOTS:バンドをスタートさせた頃の初期衝動的な勢いを大切にして制作しましたね。
HIROKI:ミクスチャーというもの自体は長く行っていることなので、ただ当たり障りのないミクスチャーではなく、1ミリでも良いので斬新なことを行いたいと思っていましたね。

今回のアルバムの楽曲の歌詞で伝えたかったことはなんですか?

Kj:やはり闘う姿勢ですね。アーティストは常に闘う姿勢を胸に秘めていると思いますが、胸に秘めるのではなくそれを表現したいと思いました。

「MIXTURE」にも収録されている「ROCK BAND」について教えて下さい。

桜井:イントロの入り方がすごく難しかったですね。Kjには普通に聞こえてるようなんですが、俺は最初聴いた時、訳がわからなくて…。
Kj:俺は自分の思いついたように楽曲を作っているので、後から聴く人にとっては難しく感じることもあるのでしょうね。

Kjさん・IKÜZÖNEさん・桜井さんで楽曲についての意見交換をすることはありますか?

Kj:よくありますね。俺は歌詞その場で書いてしまうことも多いので、その時は遊びを効かせますね。皆で意見を合わせる時は、全体を真面目に詰めて行きますね。

「TIME OF YOUR LIFE」の聴き所を教えて下さい。

Kj:きちんと前進するという決断を最後に下して、曲が終わっている所ですね。僕ら自身がそう思えるようになったからこそ、このような楽曲が作れたんだと思います。曲の中で、その決意表明を行った歌詞の直後から、演奏の雰囲気もがらりと変わるというところもDragon Ashらしいですね。

今回のツアータイトルにもなっている「Rampage」はどんな想いで作った曲ですか?

Kj:今回のアルバムの1曲目を作ろうと思って作った楽曲です。1曲目にあえてクラシックなミクスチャーフォーマットの曲を収録したいと思っていました。
桜井:Dragon Ashの過去のアルバムは、一曲目にシリアスな曲が収録されていることが多かったんです。なので、あえて明るく盛り上がる曲を1曲目にしてみました。これが1曲目なの!? という意外性もありましたね。
BOTS:僕も桜井君と同じことを感じました。今までなら、後半戦が始まる! というようなイメージの曲ですね。

Dragon Ashの今について

Dragon Ashは今、バンドとしてどんな時期を迎えているのでしょうか?

Kj:やはり“闘う”時期ですね。
桜井:常に闘う姿勢を持ち続けていましたが、それを再確認しつつも昔と違う状況で、もう一度闘う姿勢を再確認しました。いつまでも攻める姿勢を持ち続け、どこまでも貧欲でいたいですね。
IKÜZÖNE:思春期の頃、「古い船を動かすのは決して古い水夫じゃないだろう」という言葉に共感をしていました。しかし今、新しい船を動かすことこそ、古い水夫がやるべきだと思っています。僕らは気付くと、バンドの中でも“古い船”の部類に入って来ているので、若いバンドが古い船を動かしている中で、僕らはそれとは違う新しい船をどんどん動かすような勢いで、新しいことを行い続けていきたいと思っていますし、今のDragon Ashがそんな状況ですね。
HIROKI:塊になって来ているのかなぁと思いますね。Dragon Ashという塊になって音を奏でているなと思います。中でも、ライブでの一体感を強く感じますね。
ATSUSHI:メンバー全員が“闘う”という一つの共通意識を持っているとても良い状況だと思いますね。音楽面でも、プライベート面でもいろんなことを経験して来たからこそ、今、また戦闘モードになっているんだと思います。
DRI-V:“船の出港の時”ですね。今までは船のいろんな部分のメンテナンスを行っていて、それがここに来て完了し、「いざ出港!!」という時期ですね。

今のメンバーの連帯感を例えると何でしょうか?

IKÜZÖNE:3本の矢だったものが、4本になり、5・6・7本になった状況ですね。3本でも折れない矢は、7本だったら完全に折れない。更には、その7本が1本の矢になった。ものすごく太く折れずに強いのですが、更に、攻撃的でもありながらしなやかな矢になっていると思いますね。

ツアー“Dragon Ash Tour Rampage”について

2011年の“Dragon Ash Tour Rampage”では、どんなステージを魅せたいと思っていますか?

BOTS:お客さんと一緒に空間を共有することがツアーの意味だと思うので、僕はお客さんとコンタクトとる場所にしたいですね。更に僕らの音やエンターテイメントを実感してもらい、来てよかったなと思ってもらえるライブにしたいですね。
Kj:僕も同じ想いです。アルバムを作ったら、その楽曲はライブに来てくれた方と一緒に体感して、初めて意味のあるものになると思うんです。長年やってきたバンドだからこそ出せるようなエンターテイメント性や内容の濃さを出したいです。
でも、それだけでなく若手に負けないくらいのアグレッシブさも出したいですね。喜怒哀楽の全てを表現出来たのが今回のアルバム「MIXTURE」なので、ツアーでも喜怒哀楽全部を表現したいですね。

ツアーに出るときに一番楽しみにしていることは何ですか?

桜井:それはもちろんステージですよ。それ生き甲斐にしていますので。
ATSUSHI:7人で一緒にステージに立ってひとつのことを表現するのがほんと楽しいです。更に、ライブ終わってみんなで一緒に飲んだりとか、各地にいる友達と会うとか…そういう楽しみがたくさんあるんで、それ以外はひとつには絞れないですね。
DRI-V:それぞれの場所でお客さんも違うので、お客さんの表情も全く違います。そういうのを見てるのが楽しいですね。

このインタビューの模様は、「MUSIC LTD.」で11月中にOA!

更に、今回のDocumentでは、シングル「SPIRIT OF PROGRESS E.P.」に収録される「ROCK BAND」と「TIME OF YOUR LIFE」のPV撮影に密着。彼等の素顔に迫るドキュメンタリーを放送する。

この模様は、11月1ヶ月間に渡って「MUSIC LTD.」でOAされるのでお見逃し無く。

Dragon Ash オフィシャルサイトはこちら>>

撮影:柴田和彦

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