バイオグラフィー

ジミー・スミス


ジミー・スミスは、1925年12月8日、ペンシルヴェニア州のノーリスタウンで、ピアニストの両親の元に生まれました。幼少期からピアノの天才と謳われ将来を嘱望されながら音楽学校を卒業。
プロのピアニストとしてデビューしますが、53年の28才の時にジャズ・オルガンの先人、ワイルド・ビル・デイヴィスのプレイーを聴きオルガンに転向。ニューヨークで活動中の56年、ブルーノート・レーベルのプロデューサー、アルフレッド・ライオンに見込まれ専属契約を結びます。62年までに30枚を超すアルバムを制作し名実共にブルーノートの看板スターとなりました。63年からは時代の勢いに乗るヴァーヴ・レーベルに移籍。64年、ヒット作「ザ・キャット」を発表しジャズを超えた大衆的な人気を獲得。この作品でオルガン・プレイヤー、ジミー・スミスの名を世界中に知らしめます。70年代に入り、音楽は多種多様な電気楽器の時代に突入し、オルガン人気が低迷。その後は、クラブ経営に乗り出し、自身の経営するクラブで演奏活動を続けました。80年代には入ると、再びオルガン・サウンドの人気が復活。
多くの録音に誘われ、クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソンらスーパー・スターとの共演作品を残しました。
そして、2005年2月8日、アリゾナ州スコッツデイルの自宅で79歳と2ヶ月の生涯を終えました。