1955年からハード・バップの代名詞的バンド「ジャズ・メッセンジャーズ」を率い、亡くなる1990年まで、その高い人気とクオリティを保ちつづけた怒涛のドラマー、アート・ブレイキー。今月のJAZZ FILEは、彼とそのジャズ・メッセンジャーズが、1958年にベルギーで残した最もホットな時代の素晴らしいライブ映像をお届けする。アート・ブレイキー(ds)、リー・モーガン(tp)、ベニー・ゴルソン(sax)、ボビー・ティモンズ(p)、ジミー・メリット(b)ら最強メンバーが登場し、「チュニジアの夜」ほか7曲を披露。中でも見どころは、このライブの1ヶ月前にブルーノートで録音したばかりというジャズ史上における大ヒット曲の一つ「モーニン」。この曲が誕生した直後の貴重な演奏を堪能することができる。