監督・星護、主演・観月ありさ。篠田節子の人間ドラマを、華やかに、ミステリアスに映像化。
直木賞作家・篠田節子作品の中でも、特に人気の高い音楽小説の代表作「マエストロ」を、数々の大ヒットドラマを生み出している星護監督が手がけたクライム・サスペンス。主人公の女性バイオリニストに観月ありさを迎え、華やかでミステリアスな人間ドラマに仕上がりました。美貌のヒロインが音楽と人生の本質へと到達していく過程で直面する苦悩と葛藤、そして力強い再生を、見応えたっぷりに描いています。
ストーリー
華やかな音楽業界で、美貌のバイオリニストに仕掛けられた罠。
宝石店の広告塔として豪華な宝石を身に着け、大きなコンサートを行うバイオリニスト・神野瑞恵(観月ありさ)。だが実力は一流半と囁かれ、彼女は後ろ盾を失うのを恐れていた。銘器グァルネリに妙な音が交じり、楽器商・柄沢(中村俊介)の勧めで、「称号なきマイスター」保坂(長塚京三)に代わりの楽器を借りる。そのバイオリンの音色と素性に驚愕する瑞恵。そして人生の歯車が少しずつ狂い始めた…。