オリジナルドラマ

ながたんと青と -いちかの料理帖- (全10話)

料亭「桑乃木」の長女。戦争で夫を亡くし、今はホテルで働く料理人。15歳歳下の大学生の周と結婚し、やがて「桑乃木」再建の為、厨房に立ち「ながたん（包丁）」をふるう。

いち日の夫。19歳の大学生。大阪で老舗ホテルを経営する有力者・山口家の三男であり、聡明だが歯に衣着せぬ「青と（青とうがらし）」のような物言いが玉にきず。

いち日が働くホテルのレストランのヘッドシェフ。いち日の料理の腕を評価し雇い入れた人物であり、いち日にとっては恩人のような存在。

いち日の伯母。「桑乃木」を心配するがゆえに、ことあるごとに顔を出し事態をかき回す。山口家からの援助を目的に政略結婚を推し進めた張本人でもある。

周の兄・縁の妻。縁との間に一児を設けているが、夫婦関係に悩んでいるよう。周にとっては幼馴染であり特別な存在。

鈴音の夫で、周の兄。山口家の跡取りとして、戦略的な考え方から周を「桑乃木」に送り込んだ張本人。自信家で自己中心的な性格の持ち主。

先代の頃から料理長として「桑乃木」で働くが、近頃は客からの評価に陰りが見えているといち日は捉えている。周が打ち出す料亭再建のアイデアに否定的で、対立する。

いち日の母。先代の料理長だった夫を亡くして以来、「桑乃木」の女将を務めながら朗らかに娘たちを見守る。

周と縁の父であり、大阪で老舗ホテルを経営する山口家の当主。いついかなる時も情よりも経営者としての合理的な判断を下す。

いち日の妹。ホテルでシェフとして働くいち日に代わり、次期女将として料亭「桑乃木」で働く明朗快活な女性。慎太郎と駆け落ちする。

「桑乃木」の料理長・戸川の料理を支持してきたお茶の先生。いち日の料理を認めておらず、壁として、いち日の前に立ちはだかる。

新しい物好きな、新聞記者。「桑乃木」の料理長に就任したいち日に興味を持ち取材に訪れる。

京都の人気芸妓。あることがきっかけで同じ名前を持つ料理人・いち日に興味をもつ。

いち日が働くホテルのレストランの同僚シェフ。多少のノリの軽さが玉に瑕だが、いち日のことを気に掛けて、何かあればフォローするよき先輩。

「桑乃木」の料理人。ふた葉と駆け落ちする。

周の大学の友人。将来はサラリーマンとして気楽に働きたいと思っている。

周の大学の友人。将来は海外で働く夢があるが、英語は苦手。

周の大学の友人。明るい、皆のまとめ役。ある依頼で桑乃木を訪れることに。