エピソード
- #8 ラン・ハンク・ラン
- Run, Hank, Run
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5月24日(木)よる11:00
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5月25日(金)深夜0:15
ハンクはマラソン選手のジェーンと出会う。彼女は世界大会を2度征した実力者で、冬のあいだ順調にトレーニングを続けていた。だが夏になりハンプトンズを訪れてからというもの、原因不明の不調に悩まされていた。彼女はトレーニングをして帰宅すると、決まって体温が跳ね上がり、息苦しくなるのだった。そのころシャドー・ポンドではボリスに異変が起き始める。この様子を目の当たりにしたハンクは、ボリスに検査を勧める。
オーストリアで会ったいとこは、私に相続人ができることを疎ましく思っていた
息子の身を案じるボリスの台詞です。
彼は第7話「イリュージョニストの憂鬱」で、ジルから「事故現場でドイツ語が聞こえた」という報告を受け、マリサと息子のことが心配でなりません。
今回のエピソードでは2人を守ろうとするあまり、ボリスが行動をエスカレートさせていきます。そのなかで、彼がハンクに漏らしたのがこの一言でした。ボリスは親族の誰かが、マリサや息子の命を狙っていると考えているようです。
彼はヨーロッパ系の名門一族の一員であり、誰もが認めるセレブです。大邸宅や銀行を所有するなど、総資産額は計り知れません。
一方で、ボリスには大勢のいとこがいます。その一例として第1シーズン第1話「運命のパーティー」ではドイツだけで312人のいとこがいると描写されています。
相続権を持つ側にとっては人数が減るほど遺産の取り分は増えるのでしょうが、カネ欲しさに親族が赤ん坊の命を狙うというのは普通ではありません。
所有する資産の規模も、一族の人数もケタ違いゆえの争いか。名門一族ならではの骨肉の争いと言えるのでしょうが、ボリスがかなり気の毒です。
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