映画

ネルーダ　大いなる愛の逃亡者

１９４８年、南米チリの国民的詩人にして共産党員のＰ・ネルーダが、政治犯として追われる身となったさまを、同国の鬼才Ｐ・ラライン監督が独創的な語り口で描いた異色作。

1971年にノーベル文学賞を授与されるも、その2年後、ピノチェト将軍率いる軍が起こしたクーデターにより悲劇的な死を遂げた、南米チリの国民的詩人P・ネルーダ。共産主義者の革命政治家でもあったネルーダが、1948年、政治犯として国外逃亡を余儀なくされるさまを、同国の鬼才ラライン監督が、ユニークな語り口でドラマティックに映画化。チリの人気俳優でコメディアンのL・ニェッコがネルーダに扮する一方、彼同様、やはり同監督の「NO」にも出演したG・G・ベルナルが、ネルーダを追う警察官を熱演。